グレープシティ、入力支援コンポーネント「InputMan for ASP.NET 3.0J」発表

グレープシティ⁠株⁠は、ASP.NET対応の入力インターフェース用コンポーネントの新バージョン「InputMan for ASP.NET 3.0J」を発表した。6月1日に発売予定。発売に先立ち、製品のオンラインデモを同社のWebサイトで公開した。

InputMan for ASP.NETは、ASP.NETシステムを使って高機能なWebアプリの入力インターフェースを短期間で開発するためのサーバ用コンポーネント。テキスト、数値、日付、マスクなどの入力用コントロールが用意されている。特長は以下の通り。

豊富な書式設定と入力制御

入力用コントロールは全角/半角、ひらがな/カタカナ、大文字/小文字など文字種を細かく制御可能。日付と数値では値の範囲制御も可能。指定外の文字種や値を受け付けないようにしたり、エラーをハンドリングして独自の動作を実装したり、検証コントロールの通知機能で正しい入力へと誘導できる。また、入力書式と表示書式を個別に設定し、入力時にはシンプルなスタイルで操作性を優先させ、表示はリッチな外観で見やすさを優先するといった機能的な画面設計が可能。人為的ミスによる⁠入力ゆれ⁠も防ぐ。

快適な操作性の提供によりデータエントリ効率が向上

各コントロールに搭載された独自スクリプトにより、ユーザにWebアプリケーションを意識させない操作性を実現。ショートカットキーの設定やファンクションキー制御、フォーカス遷移の指定などが可能。

設計用ツールで開発生産性が向上

直観的な設計ができるプロパティページと専用のエディタにより、多くの機能をJavaScriptなどのコーディングなしで実装できる。カレンダーやリストにはテンプレートを用意。

「日本仕様」にこだわる

和暦による日付表示、会計年度の対応、⁠元年」などの漢数字の表示や、漢字変換前のキー入力をキャプチャするふりがなの自動取得、JIS2004で追加されたサロゲートペア文字の制御など、日本の業務システムに求められる機能を装備している。

また、新バージョン3.0JではVisual Studioの標準コントロールにエラー通知の動作を設定する検証アクションエクステンダ、ショートカットエクステンダ、バルーンチップエクステンダの3種のエクステンダ、および5種のデータ検証コントロールをあらたに収録した。

検証アクションを使用したUIの例
検証アクションを使用したUIの例

そして、限られた通信リソースで適切なパフォーマンスを発揮できるよう、生成されるJavaScriptのダウンロード方法を改良し、ページの読み込みや表示時間を改善。前バージョンと比較し最大で78%表示時間を短縮している。

Windows Server 2008、Internet Explorer 8やFirefox 3.0といった最新環境に対応。Internet Explorer 8やWindows 7上での開発に対応するサービスパックを無償で提供する予定。

開発環境 開発ツール : Visual Studio 2008 SP1日本語版
開発言語 : Visual Basic、C#
Webサーバ : Internet Information Services(必須ではない)
OS : Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008
32ビット(x86)版と64ビット(x64)版に対応
運用環境 サーバ フレームワーク : .NET Framework 3.5 SP1
Webサーバ : Internet Information Services
OS : Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008
32ビット(x86)版と64ビット(x64)版に対応
クライアント ブラウザ : Internet Explorer 6.0/7.0、Firefox 3.0

価格は1開発ライセンスパッケージ版126,000円、ダウンロード版113,400円、1サーバ運用ライセンスは105,000円(すべて税込⁠⁠。なお、1開発ライセンスを税込価格100,000円で提供する「早期割ビキ」クーポンを4月22日より6月1日までの期間限定で発行する。

InputMan for ASP.NET 3.0J 製品仕様
URL:http://www.grapecity.com/japan/inputmanasp/
グレープシティ⁠株⁠
URL:http://www.grapecity.com/japan/

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