Apple、「iPhone 3G S」発表─⁠─現行8GBモデルは値下げ、iPhone OS 3.0アップデートは17日より15:55 国内価格追加】

米Appleは現地時間6月8日(月⁠⁠、米カリフォルニア州サンフランシスコで開幕したWWDC(ワールドデベロッパカンファレンス)のキーノートにおいて、iPhone 3Gに動作速度などを改善した「iPhone 3G S」を追加すると発表した。またベータテストが行われていた「iPhone OS 3.0」のリリースも発表された。

iPhone 3G S
iPhone 3G S

「iPhone 3G S」は現行のiPhone 3Gのアップデートとなる製品で、HSDPAの7.2Mbpsへの対応、CPUやメモリー、カメラなどが強化されたほか、電子コンパスの追加、Nike+iPodへの対応などが行われ、動作速度が最大で現行機の2倍と高速化された。

カメラは従来の200万画素パンフォーカスから300万画素オートフォーカスへと強化され、タップによってフォーカス対象を選択できるほか、自動マクロフォーカス機能によりこれまで難しかった超クローズアップの写真を撮ることもできる。動画の撮影および編集にも対応する。

追加された電子コンパスは標準アプリのMapsとも統合されており、ユーザーの進行方向に合わせて向きを変える。

またボイスコントロールによるハンズフリー操作に対応し、適切なコマンドをしゃべるだけで、電話をかけたりiPodをコントロールしたりできる。

ラインナップは8GB、16GB、32GBの3機種。16GBと32GBのみBlackとWhiteが用意される。現行機は8GBモデルのみ現行のまま継続され、16GBはiPhone 3G Sへアップデートされる。米国での価格はそれぞれ99ドル、199ドル、299ドルとなる。

米国では6月19日より販売が開始されるが、日本国内では6月26日よりの販売となる。提供キャリアは従来通りソフトバンクモバイル。国内での販売価格はiPhone for everybodyキャンペーン適用の実質負担額でそれぞれ0円、11,520円、23,040円。【15:55追記】

また現行機種でも利用できる新OSの「iPhone OS 3.0」では、コピー&ペーストに対応したほか、MMSのサポート、Spotlightによる検索、ペアレンタルコントロールのムービーやアプリケーションへの拡張、Voice Memoアプリケーションによる録音など、100以上の新機能が追加された。

加えてMobileMe契約者向けサービスとして、紛失したiPhone本体がどこにあるか地図上に表示したり、そのiPhoneの画面上にメッセージを表示できるFind My iPhone機能、すべてのデータとコンテンツをリモートで削除できるRemote Wipe機能が提供される。

iPhone OS 3.0の新機能の一つであるテザリングについては、日本国内では提供されない模様。

「iPhone OS 3.0」は17日に提供開始され、現行のiPhoneユーザーは無償にてバージョンアップできる。

アップル
http://www.apple.com/jp/
iPhone 3G S 新機能のすべて
http://www.apple.com/jp/iphone/iphone-3g-s/
iPhone 3G Sの価格について | SoftBank
http://mb.softbank.jp/mb/iphone/iphone_3g_s/

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