アドバンスト・メディア、iPhoneに向かって話すだけでメール作成、メモ作成ができるソフトを発売

⁠株⁠アドバンスト・メディアは2010年1月22日、音声認識技術を活用したiPhone向けアプリ「音声認識メール(スタンドアロン版⁠⁠音声認識付箋ST(3GS専用⁠⁠」を発売した。

同社はAmiVoiceという独自の音声認識技術の開発を行っており、これを用いたさまざまなアプリケーションの開発・提供を行っている。今回発売された2製品は、この技術をもとに開発された。

音声認識の歴史と技術進化、そしてAmiVoice技術やサイバークラーク研究所などアドバンスト・メディアとしての戦略について説明する同社代表取締役会長 鈴木清幸氏。
音声認識の歴史と技術進化、そしてAmiVoice技術やサイバークラーク研究所などアドバンスト・メディアとしての戦略について説明する同社代表取締役会長 鈴木清幸氏。

音声認識メール(スタンドアロン版)

「音声認識メール」は、音声入力を認識してメールを作成するためのアプリケーション。すでに携帯電話+サーバで処理を行うDSR(Distributed Speech Recognition:分散型音声認識)版として発売されていて、その認識率の高さやコミュニケーションインターフェースとしての優位性などから多くのユーザを獲得している。

今回発表されたスタンドアロン版は、これまでのDSR版と異なりiPhoneの中で入力・処理・出力を行えるタイプのアプリケーション。スタンドアロンで実行できるため、電波状況の悪い通信環境下でも利用しメール作成ができるのが特徴だ。価格は115円(税込み⁠⁠、App Storeにて購入できる。

音声認識付箋ST(3GS専用)

同じく本日発売された「音声認識付箋ST(3GS専用⁠⁠」は、AmiVoiceをインターフェースとして活用しているアプリケーションで、iPhoneに向かってしゃべるだけで、その内容を認識しテキストデータとして保存できるというもの。スタンドアロン型で動作するため、電波状況の悪い通信環境下でも利用できる。

保存したメモは画面上に付箋の形で表現され、色や大きさをカスタマイズできる他、ドラッグ&ドロップによりメール送信や削除といった作業が行える。価格は115円、App Storeにて購入できる。

音声認識付箋ST(3GS専用)の実行イメージ。

今後は、ユーザのニーズや市場の動向など、他のOSや端末への展開や、Twitterやmixiボイスといった他のコミュニケーションサービスへの横展開を検討しているとのこと。

両製品の購入および関連情報は下記サイトにて閲覧できる。

声! for iPhone
URL:http://iphone.amivoice.com/iPhone/
鈴木氏のプレゼンテーションに続き、同社の営業成績、市場の現状とそれに対する同社のアプローチについて説明を行った代表取締役社長 長谷川一行氏。⁠今後の音声認識技術は、PCだけではなくモバイルへの取り組みが鍵となる」と語った。
鈴木氏のプレゼンテーションに続き、同社の営業成績、市場の現状とそれに対する同社のアプローチについて説明を行った代表取締役社長 長谷川一行氏。「今後の音声認識技術は、PCだけではなくモバイルへの取り組みが鍵となる」と語った。
⁠株⁠アドバンスト・メディア
URL:http://www.advanced-media.co.jp/

おすすめ記事

記事・ニュース一覧