HDE、中小企業向けWeb&Mailセキュリティアプライアンス「tapirus Mv1000/2000」発表

⁠株⁠HDEは、WebとMailのセキュリティ対策をゲートウェイで実現するアプライアンスサーバー「tapirus(タピルス)Mv1000/2000」を3月31日より販売開始する。

「tapirus(タピルス⁠⁠」は、HDEとエフセキュアのアライアンスにより、WebとMailのセキュリティ対策を一括で行うセキュリティアプライアンスサーバ。ハードウェア一体型のため、アプリケーションやOSのインストールが不要で手軽に導入することができ、サポート更新費用も他社同等製品に比べて割安という。

今回発表の「tapirus Mvシリーズ」は、従来製品(tapirus Miシリーズ)でのメールプロトコル(POP/SMTP)チェックに加え、昨今猛威を振るっているGumblar対策としてHTTP通信のチェック機能を標準で搭載。ウイルス/マルウェア対策(SMTP/HTTP/FTP/POP⁠⁠、迷惑メール対策を1台のサーバで実現する。従業員数1,000名程度をターゲットにした「tapirus Mv1000」と2,000名程度をターゲットにした「tapirus Mv2000」の二種類のラインアップをもつ。

アンチウイルスエンジンには従来同様実績のある、エフセキュアのアンチウィルスエンジンを搭載。SMTP、HTTP、POP、FTPのチェックに対応する。また、迷惑メール対策エンジンには、これまでHDEが日本で開発してきた迷惑メール対策ソフトウェア「HDE Anti-Spam」と同等のエンジンを搭載。とくに日本語の迷惑メールに対する検知性能が高いとのこと。メール受信時に接続元の正当性を判断するフィルタリング技術と、コンテンツの内容を検証しフィルタリングする技術を組み合わせることで、迷惑メールの処理パフォーマンスと精度維持の両面を実現している。

「tapirus Mvシリーズ」の管理画面(Web UI)
「tapirus Mvシリーズ」の管理画面(Web UI)

製品のハードウェア仕様は以下の通り。

tapirus Mv1000
CPUIntel Atomプロセッサ330(1.60GHz)
メモリ2Gバイト
HDD160Gバイト
電源容量250W
本体寸法45(H)×200(W)×350(D)mm(1/4U)
付属品電源ケーブル
tapirus Mv1000(正面)
tapirus Mv1000(正面)
tapirus Mv2000
CPUIntel Xeon X3440(2.53GHz)
メモリ4Gバイト
HDD160Gバイト(RAID1)
電源容量250W
本体寸法45(H)×440(W)×350(D)mm(1/2U)
付属品電源ケーブル
tapirus Mv2000
tapirus Mv2000

価格は、tapirus Mv1000が798,000円(税込⁠⁠、次年度サポート更新費用294,000円(税込⁠⁠。tapirus Mv2000が1,298,000円(税込⁠⁠、次年度サポート更新費用472,500円(税込⁠⁠。なお、両製品とも製品価格はシステムライセンスで、初年度サポート費用が含まれている。また、FTP、POPチェックの利用には別途オプション費用が発生する。

導入を検討中のユーザ向けに評価機貸出サービスを行っている。詳細はtapirusホームページを参照。

tapirus
URL:http://www.tapirus.jp/
⁠株⁠HDE
URL:http://www.hde.co.jp/

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