ぷらっとホーム（⁠株⁠）は6月6日、DHCP／DNS／NTP／Syslog／Proxy／監視管理を手間なく構築でき、複数台の運用にのり冗長性を確保し、手放しで運用を続けられるアプライアンス「EasyBlocks」を発売した。出荷予定は6月末。

EasyBlocksは、単体でも運用による信頼性とシンプルな構成を持ちながら、複数台を組み合わせた場合には冗長化機能ですべてのノード、すべてのサービスを一元管理できる。信頼性の高いネットワークコアサービスを最小限の手間で運用できる各種機能を備え、手間なく導入／運用できるアプライアンス。企業や研究機関などで、主要業務と兼任担当している管理者などの負荷を軽減できるという。ハードウェアには、同社の小型サーバアプライアンス「OpenBlockS 600」を採用している。

EasyBlocksは、1～複数台のノードグループを一括して管理できる機能（EasyBlocksシステム）上で動作する。複数台のEasyBlocks（3台以上を推奨）で構成されたEasyBlocksノードグループでネットワークコアサービスを運用することにより、次のような機能を利用できる。

Active-Active冗長化機能

それぞれのEasyBlocksは1つ以上のサービスを稼働させることができ、複数台で用いることにより、どれかのサービスがダウンした際に、他の端末がダウンタイムなくフェイルオーバによりサービスを引き継ぐ。複数のノードが常に稼働 (Active) を続けつつ、万一の場合に冗長性を発揮する「Active-Active型冗長化」という。冗長構成用に必要となったときにネットワークに追加ノードを接続するだけで、自動的に設定内容が同期され、運用中のすべてのサービスをフェイルオーバー可能な状態となる。

一元管理インターフェース

EasyBlocksは、稼働するすべてのノードを1つのWebインターフェースで管理できる（EasyBlocks管理インターフェース⁠）⁠。サービスや用途ごとに別の管理画面を開く必要はなく、視覚化されたすべてのノード・サービスを一目で確認、スムーズに設定が可能。

手間なしアップデート

DNS（BIND）やDHCPなど、更新されたアプリケーションを自動で通知。管理者はEasyBlocks管理インターフェースから手軽な操作で各ノードのアップデートを実行できる。複数のサービスの一括バージョン管理やアップデートも可能。

このほか、企業導入を前提としたサポートメニューが用意されており、サポートデスク、大規模導入の際のプリコンフィギュレーション出荷などに対応可能。また、EasyBlocksシステムで提供されるネットワーク管理サービスは現在は6つのネットワークコアサービスだが、今後随時追加される予定。なお6月8日～10日に幕張メッセにて開催される「INTEROP Tokyo 2011」の同社ブース内でEasyBlocksが展示される。

製品ラインナップと価格は以下の通り。

ぷらっとホーム（⁠株⁠）

URL：http://www.plathome.co.jp/