IDCフロンティア、北九州市のデータセンター増設を決定

⁠株⁠IDCフロンティアは、福岡県北九州市のデータセンター「アジアン・フロンティア」の5号棟(530ラック規模)増設を決定した。2013年2月末の竣工を目標としている。

2011年10月に稼働開始した3号棟のコロケーション利用は満床が見込まれ、2012年4月末に竣工予定の4号棟の予約も好調とのことから、新たに5号棟を建設することで地方型にシフトしているデータセンター大型案件や災害対策需要への対応、クラウドコンピューティングサービスの西日本拠点として展開していくとのこと。

「アジアン・フロンティア」は2008年に1号棟の運用が開始され、地方への大型データセンター進出や、容易に拡張が可能なモジュール方式の先駆けとなったデータセンターである。大規模な外気空調も商用として国内で初めて採用されている。

新たに建設する5号棟では、従来の1~4号棟でのノウハウを基に進化した最新の外気空調システムを採用している。外気をメインとし空調機でを補助とする方式の採用とデータセンター内の空気の搬送抵抗の極小化により、通年で約80%を外気での冷房でまかなうという。これにより空調電力の大幅な削減を見込んでおり、低ランニングコストでのデータセンター運用が可能となる。

アジアン・フロンティア5号棟完成予想図
アジアン・フロンティア5号棟完成予想図
⁠株⁠IDC フロンティア
URL:http://www.idcf.jp

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