グレープシティ、WPF版表計算コンポーネントSPREAD for WPF 2.0Jを7月発売

グレープシティ⁠株⁠は、WPF対応の表計算グリッドコンポーネント「SPREAD for WPF」の新バージョン「SPREAD for WPF 2.0J」を2017年7月31日に発売する。

SPREADはExcelライクなUIを実現する表計算グリッドコンポーネント。Active X版やWindows Forms/ASP.NET版等複数のプラットフォームに対応したバージョン製品ラインナップがある。WPF対応版は2012年12月に発売され、4年半の年月を経て新バージョン2.0Jが発売となった。

SPREADは付属のGUIデザイナによりノンコーディングでExcelのようにコントロールのプロパティを設定可能なほか、フィルタリング、ソート、数式の計算、行・列・セルのドラッグ&ドロップによる移動、オートフィル、条件付き書式といった多彩なExcel互換機能を実現し、Excelファイルへの出力や読込にも対応している。

新バージョン2.0Jでは、Visual Studio 2017に対応したほか、Excel互換の表計算機能が強化されている。主な機能強化は以下の通り。

フィルタリング・ソートの強化
フィルタリングドロップダウンに、これまでのチェックボックスによる複数項目の選択のほか、⁠指定の値に等しい」⁠指定の値で始まる」などを選択できるテキスト/数値/日付フィルタの項目や、任意のテキストに絞り込める検索ボックスを追加した。
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ドラッグフィルの強化
セルを複数ドラッグして一気に入力できるドラッグフィル(オートフィル)機能を改善。テキストを含む数値の連続データ入力が可能になり、⁠10cm」「第1回」のような接尾語や接頭語を含む数値や「00001」のようなゼロ補填された数値も連続入力に対応した。
Excel 2013/2016スタイルのテーマを追加
Office 2013および2016のExcelスタイルのテーマを追加。
新しい関数と計算機能の向上
Excel 2010/2013/2016で追加された数式120種を追加、これでSPREAD for WPFの組み込み関数の合計は448種となった。

このほか、セルごとに値に関連したプロパティをバインドする機能が追加され、これまでZAMLによるコーディングが必要だったアクティブセルの背景色/文字色、背景色の不透過度、ヘッダセルのマウスホバー色等がプロパティで変更できるようになった。

開発ライセンスは、コンピュータ1台に対して1ライセンスだったマシン単位のライセンス体系からユーザ単位に変更された。開発者1人につき1ライセンスが必要で、1ライセンスで3台のマシンにインストールできる。1開発ライセンス価格は17万2,800円(税込⁠⁠。最低7年の長期保守サービスも新たに提供される。

SPREAD for WPF 2.0J
URL:http://www.grapecity.com/tools/products/spreadwpf2

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