ET2008(組込み総合技術展)Photoレポート

ET2008(組込み総合技術展)Photoレポート(2日目)

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昨今の組込み機器は、単なる制御システムではなく,情報端末として位置付けられることが多くなりました。そこで,2日目は企業情報システムに精通したITライターの目から見た「組込み総合技術展」の様子をお届けします(組込みプレス編集部)。

インテル

インテルのブースでは,組込み機器業界への展開への意気込みを感じさせる多彩で大々的な展示が行われていました。テーマは現代日本人の一日。自宅ではやさしく起こしてくれる生活ロボット,会社への出勤途上に通過する改札口,街なかで見かけるデジタルサイネージ,オフィス内で利用するデジタル複合機。それだけではありません。退社後に楽しむアーケードアミューズメントの世界でも,インテルのチップはさまざまに活用されているようです。なかでもデジタルサイネージでは,ブースで展示するパネルをすべてこの技術で実現。中央サーバから画面を制御したり,中央の大型スクリーンに展示パネルの画面を映したりといったデモが披露されていました。

「組込み機器の領域においても,インテルのテクノロジーがすでにここまで利用されていることを実感いただければ」というメッセージを感じました。

写真1 インテルブース(その1)

写真1 インテルブース(その1)

写真2 インテルブース(その2)

写真2 インテルブース(その2)

カスペルスキーラブスジャパン

カスペルスキーといえば,アンチウイルスソフトウェア。今回は組込み機器への具体的な展開事例を打ち出してきました。組込み機器になぜにアンチウイルスが必要なのか? カスペルスキーラブスジャパン代表取締役の川合林太郎さんに話を聞きました。

最近は組込み機器もネットワーク機能やプログラムアップデートのためのI/O機能を備えるようになっており,そこにUSBメモリなどを通じてウイルス感染する例が増えているのだそうです。そこでディスコの被加工物を切断または切溝を加工する装置であるダイシングソーでは,アンチウイルスのコアになるエンジンとそこに読み込ませる定義ファイルをカスペルスキーラブスジャパンが提供,ディスコ側がウイルスが侵入するとただちに検知して警告を発したり,隔離や駆除を実行する機能をカスタマイズで付加しました。ネットワークに接続されていない組込み機器では,定義ファイルの更新が課題になりそうですが,そこは定期的に保守点検するフィールドエンジニアが担当するなど,組込み機器業界向けの運用ノウハウも徐々に蓄積されているようです。

写真3 カスペルスキーラブスジャパン代表取締役の川合林太郎さん(奥)と筆者(手前)

写真3 カスペルスキーラブスジャパンの河合林太郎さん(奥)と筆者(手前)

著者プロフィール

吉田育代(よしだいくよ)

1962年,大阪市出身。関西大学社会学部卒。阪急百貨店宣伝部,広告制作プロダクションを経て,IT分野をカバーするライターに転身。企業情報システムを主な守備範囲として,幅広く執筆活動を行う。着物を日常着としていることでも知られている。

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