Plone Conference 2010参加レポート

Plone Conference 2010 Day 3 [Open Space]

この記事を読むのに必要な時間:およそ 4.5 分

Open Spaceとは

Plone Conferenceの3日目はOpen Spaceです。Open Spaceは,通常のカンファレンスとは違い,内容が直前まで決まっていません。用意されているのは場所と時間の枠(Open Space)だけで,参加者が「やりたいこと,話したいこと」を付箋などに書いて枠決めのホワイトボードに貼ることで,内容が決まっていきます※1)⁠Open Spaceは,Plone Conferenceでは2009に初めて採用されました。アンカンファレンスと呼ばれる形式も似ていると思います。

今回のOpen Spaceは,次の写真のとおり,9つの会場に8つの時間帯が用意されました。朝一番はさすがに飲み過ぎ(前日はパーティーでした)できついのか,枠が一つしか埋まっていません。また,一番最後の枠はライトニングトークになっています(実際のOpen Spaceの時間割は著者のGoogle Docsにまとめておきました)⁠

Open Spaceの時間割が貼ってあるホワイトボード

画像

Open Spaceのセッションでは,すべての部屋にプロジェクターがあるわけではありません。セッションによっては,次の写真のように輪になって議論をするという形式もあります。

基調講演もしたメイン会場は広いので,手前と奥で2つのセッションが開かれました。他にも,野良セッションがあちこちで開催されたようです。Open Spaceでは,このようにカジュアルに発表や議論が行われており,途中で参加したり退席することが自由に行なえます。

Open Space中

画像

※1
Open Spaceの考え方や利点などの詳細は,Martin Fowler’s Bliki in Japanese - オープンスペースを参照してください。

plone.app.discussion

Ploneデフォルトのコメント機能を置き換えるプロダクトplone.app.discussionについてのセッションです。このプロダクトは,設定画面でcaptcha(コンピュータからの入力ではないことを確認するテスト)の設定ができます。使用するcaptchaはreCAPTCHAのもののようです。

参加者からDISQUSというJavaScriptベースのコメントシステムの紹介もありました。Ploneでは,DISQUSを使用するためのcollective.disqusというプロダクトがあります。

「他にどのような機能があるとよいか」という問いかけでは,jQueryのサイトのようにJavaScriptを使ってページ区切りするコメント機能がほしいという意見や,コメントを追加するとメールが飛び,モデレーターが許可したらコメントが載るという仕組みがほしいという意見があがっていました。

また,参加者からplone.app.discussionのインストールを失敗したという話がありました。インデックスの作成に失敗していたようで,metadata.xmlファイルの依存関係に関する記述を変更して対応したそうです。

ユーザインターフェースの問題として,コメントを記述しているがcaptchaで失敗した場合に,コメントの入力フォームの位置ではなく,画面の一番上が表示されてしまうそうです。現時点ではどう対処したらいいのかアイデアがないとのこと。実際にソースコードをプロジェクターで写し,どう対処すべきかが議論されていました。最後に,明日からのスプリントで,ユーザインタフェースについて開発を進めるということになりました。

いきなりコードを見て議論がはじまるあたりがOpen Spaceらしいノリだと感じました。

Diazo/XDV

  • 主催者: Martin Aspeli@optilude)⁠遅れてAlexander Limi@limiが参加

Diazo(旧xdv)について全般的な話がされたセッションです。最初にDiazoを使ってもらうためのドキュメントを作成しようという意見があがっていました。内容は,step1が「インストール」で,step2が「使い方」というような感じで進めていくそうです。ドキュメントは大事ですよね。

また,Unified Installer(Ploneと関連するプログラムを一括でインストールするパッケージ)にDiazoを入れてはどうかという発言がありました。その場合はPIL(Pythonの画像処理パッケージ)lxml(XMLとHTMLを処理するパッケージ)も一緒にインストールしないといけないという発言がありました。個人的にはlxmlまでUnified Installerで入れてしまうのは少しやりすぎかなと感じました。

また,banjo(Diazo/XDVでのテーマ作成を補助するツール)の状況について質問がありました。banjoの開発は進めてはいるが,明日のスプリントでも開発をしようと思っているそうです。

Diazo/XDVのOpen Space

画像

著者プロフィール

鈴木たかのり(すずきたかのり)

BeProud 所属。

部内のサイトを作るためにZope/Ploneと出会い,その後必要にかられてPythonを使い始める。最近miniじゃなくなりつつあるPython mini Hack-a-thonの主催者の一人でもある。

趣味は吹奏楽とレゴとペンシルパズル。2012年の目標は9月にオープンするマレーシアのレゴランドに行くこと。写真はうちのフェレットくろちゃんとくりちゃんです。

Twitter: @takanory
ブログ: http://takanory.net/takalog/

コメント

コメントの記入