台湾で開催された「PyCon APAC 2015」参加レポート

第1回 現地の様子とカンファレンス1日目 ~Van Lindberg氏による基調講演,おやつタイム,等々~

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Summy Fung: Future Developmet of PyCON in Asia Pacific

図18 セッションの様子

図18 セッションの様子

図19 セッション終了後も会場外の通路でディスカッションを続ける各国のチェアパーソン

図19 セッション終了後も会場外の通路でディスカッションを続ける各国のチェアパーソン

このセッションではアジア・太平洋地域の各国(日本,韓国,台湾,マレーシア,シンガポール)のPyConとPSF本家からチェアパーソンが集まり,今後のPyCon APACの運営方針や目標について議論を行いました。

日本からはPyCon JP 2015の座長でもある鈴木たかのり@takanoryさんが登壇しました。ディスカッションではPyCon APACの規模が非常に大きくなってきていることから,PyCon APACを開催するにあたって人をたくさん集めないといけないというハードルが上がってしまっている,という懸念が挙がりました。また今後どこの国でPyCon APACを開催していくべきかという議論を行いました。

この議論を聞いて,各国が規模等にこだわらず自分たちのPyCon APACを開催してくれれば,参加者はそれだけで非常に楽しめるんではないかと感じました。

本来,概要・ディスカッション・締めの3部構成でしたが,ディスカッションが非常に盛り上がり,司会からは「時間がないので続きはどこか別の場所でやってくれ」と言われるほどでした。実際にセッション終了後も会場外の通路に集まりディスカッションを続けていました。

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セッション概要ページ

議事録

Melvin Foo: RPyScan

図20 ステージには大きな装置(RPyScan)が設置されています

図20 ステージには大きな装置(RPyScan)が設置されています

発表者はシンガポールの高校生3人組でした。人の体の3Dモデリングに必要な3D Scannerは非常に高価な事から,彼らはRaspberry Piと36個のカメラを使用して自分たちで製作しました。発表前から多くのスタッフとともに大きな装置を組み立てていました。

プログラムの解説やCamera MountなどRPyScanハードウェアの説明,さらに会場から被験者を募集して3Dスキャンをするデモを実施しました。その装置であらゆる角度からの写真を撮影したら,3Dモデルの生成サービスを使用して3Dモデルを生成していました。

このセッションは内容が素晴らしいだけでなく,堂々とした態度で英語によるセッションをこなす高校生たちの姿が印象的でした。

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スライド

セッション概要ページ

日本からの参加者で夕食

図21 青葉での夕食の様子

図21 青葉での夕食の様子

1日目終了後は日本からの参加メンバーが中華料理店「青葉」に集まり夕食を取りました。今年は日本からの参加者が20人弱と予想よりもかなり多く,海外のPyConに不安があった筆者にとって心強かったです。話を聞いたところ,2012年以降日本からPyCon Taiwanに参加するメンバーが増え続けているらしく,海外のPyConとの交流が活発化していることが感じられました。

筆者はこれまで海外で英語の発表をする経験が一度も無かったのですが,実はカンファレンス2日目にライトニングトークを行います。この夕食の場には筆者以外にも,2日目にライトニングトークで話す方が1人,トークセッションで話す方が2人いたため,英語によるプレゼンをする時のツールやウケるネタについての話が盛り上がりました。

特にこれまで何度か海外のPyConで発表経験のある清水川@shimizukawaさんが,スマホの画面をタッチするとレーザーポインタのようにPowerPointのスライド上に赤い点が表示されるアプリを使っているという話は面白かったです。

次回予告

本連載の第2回では,PyCon APAC 2015の2日目の様子をお届けします。2日目には一緒に日本から参加したメンバーのトークセッションや筆者のライトニングトークがありました。第2回をお楽しみに!

著者プロフィール

芝田将(しばたまさし)

明石高専の学生でBeProudアルバイト,Pythonの勉強会akashi.pyを主催。PyCon JP 2015ではメディアチームに在籍。

Pythonが好きで趣味やアルバイトではDjangoを使ってWebアプリを書きつつ,研究ではpandasを利用。

PyCon APAC/Taiwan 2015に参加して,PyCon JPの宣伝をしてきましたが,僕自身はPyCon JPへの参加経験はなく,かなり楽しみにしています。

Twitter:@c_bata_

Facebook:芝田将