Swiftの動向とアツさを追う try! Swift参加レポート

try! Swift 2日目 参加レポート

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Himi Satoさん「Building Women Who Code in Tokyo」

「Women Who Code Tokyo」のCo-founderをされているHimi Satoさん@himisantaは,コミュニティの運営に関わるきっかけとSwiftとの出会いを紹介しました。

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プログラミングとの出会い

以前在籍していた会社を休職していた時にプログラミングと出会い,コードアカデミーなどのオンライン学習サイトでHTMLやJavaScriptなどを学ぶうちにプログラミングの楽しさに目覚めたそうです。

Women Who Codeとの出会い

それからWomen Who Codeを知ったそうです。Women Who Codeはサンフランシスコに本部がある組織で,テクノロジ業界のすべての女性のエンパワーメントを目的として活動しています。当時は日本に支部がなかったのでCEOに直接メールを送ったところ「じゃあ日本でやったら?」とオファーされたとのことです。そして日本でキックオフイベントを行い,それから1ヶ月ニューヨークに滞在してmeetupに参加したそうです。

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日本における女性エンジニアを取り巻く環境

日本における女性エンジニアを取り巻く環境は決していいものと言えるものではありません。エンジニア全体における女性比率は11〜14%程度の割合で,それ自体が業界自体にネガティブな印象を与えてしまっています。Himiさんは,⁠海外では意欲的に学ぶ女性や,その人達をサポートする企業があるので,日本でもこの活動が活発になるために日々行動し続けている」と話していました。

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Rachel Bobbinsさん「Swift版 誰のためのデザイン?」

Stitch FixでiOSのリードをされているRachel Bobbinsさん@bobbinsさんは,心理学や認知科学から考えて製品を設計することについてセッションを行いました。

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ユーザーに対してフレンドリーなコード

D.A.ノーマン著『誰のためのデザイン?』を読んだ時,コードの設計にも当てはまるのではないかと気づいたそうです。まず,コードベースをやり取りする人(同僚,将来のチームメイト)をユーザーと捉えらていました。デベロッパーが無意識のうちに行っている行動を段階別に7つに分類し,そのユーザーに対してフレンドリーなコードを書くためのテクニックを説明しました。

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Discovarability

チームメンバーがコードを見た時,どうしたら何ができるかを発見できるようにすることが重要です。そのためには,命名規則を作ることと,Publicなどを正しく指定して,見つけるべきもの見つけないものを区別することです。

Feedback

テストなどで,失敗したら修正が必要なことを伝えたり,コンパイルエラーやWarningなど,自動化されたフィードバックが重要です。

概念モデル

概念モデルについては読み手の経験,バックグラウンド,教養によって様々に解釈されるため,わかりやすくなるように情報提供をすべきです。

Affordance

意味のあるメソッド呼び出しをすることと,getter/setterを正しく設計することが重要です。

Signifier

Swiftは様々なSignifierを持っており,それらが何らかのシグナルをデベロッパーに伝えています。例えばデータstruntで宣言されたオブジェクトの場合はコピーしても問題ないことを表しているなど,デベロッパーに対して重要な情報を伝えます。

Signifier

.xcodeprojの構成で部品の関係性を伝えています。

制約

Swiftの場合は型が正に最高の制約です。間違った型の使い方をするとコンパイルエラーが出るため,Objective-Cであったようなミスが無くなります。

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著者プロフィール

田中孝明(たなかたかあき)

岡山県岡山市出身。愛知県>福岡県と様々な地で開発業務に従事。電子制御機器のプログラミングでC言語に触れてから,C++,Java,PHP等を経験。iPhoneアプリ開発に触れてからはObjective-Cを学び,2015年にクラスメソッドにジョインしてからはSwiftでのiPhoneアプリ開発に従事。

Twitter:@kongmingtrap