レポート

Expressサーバに関する最新技術が集合! 「Express5800 Tech Festa! 08」開催

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2008年5月26,27日の2日間,秋葉原ダイビル(東京)において,「Express5800 Tech Festa! 08」が開催されました。NECのPCサーバシリーズ「Express5800」に関する最新技術,および同シリーズを中心とした最新ソリューションに関する展示/デモ/セミナーによって構成されるイベントです。

最新技術を集めた展示会場

展示会場にはExpress5800シリーズラインナップを中心に実機が多数展示されており,展示内容からは「仮想化」「省電力」という2つのキーワードに対するNECの力の入り具合が伝わってきました。

仮想化技術を活かしたサーバソリューション展開

昨今,物理的なサーバ台数の削減,運用効率の向上,ハードウェアリソースの有効活用など,さまざまな理由から仮想化技術に注目が集まっています。

NECの仮想化対応ソリューションとしてまず注目すべきは,マルチプラットフォームに対応し,物理サーバだけでなく仮想サーバも管理対象とすることができる統合プラットフォーム管理ソフトウェア「SigmaSystemCenter」です。Windows ServerやLinuxなどの複数OSに対応するのはもちろん,仮想化基盤としてVMware Infrastructure 3,Citrix XenServer Enterprise Editionをサポートします。

一方,仮想化技術によるサーバ集約が進んでいけば,サーバ機器の信頼性はこれまで以上に重要視されることになります。展示会場には,同社の無停止型サーバ「Express5800/ftサーバ」の展示も行われていました。

SIGMABLADEのCPUブレード

SIGMABLADEのCPUブレード

また,サーバ/ITシステムの集約を効率的に実現可能なブレードシステムは,仮想化技術との親和性が高いテクノロジーと言えます。ブレードシステムは,今後大企業だけでなく,中堅,中小規模の企業においても普及が進むと考えられます。NECの販売するSIGMABLADEは,同社がExpress5800/BladeServerで培った実績をベースにしたブレードシステムです。VMware Infrastructureと組み合わせたソリューション,「SIGMABLADE仮想化トライアルセット」も用意されているとのことでした。

さらに仮想化技術を応用したソリューションとして,シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」が展示されていました。これは,仮想化技術を利用して個々のユーザ用仮想PCをサーバ側で稼動させるしくみにより,シンクライアントを実現するものです。

仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」

仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」

今後ますます高まる省電力へのニーズ

現在,地球温暖化問題に対する世界的な取り組みが続けられており,日本国内においても環境問題への注目が高まっています。サーバシステムの消費電力を削減することは,CO2排出量の削減に大きな役割を果たすと考えられており,NECでは2007年11月に「REAL IT COOL PROJECT」を発表し,IT機器のCO2排出量削減に取り組んでいます。

省電力を実現した製品として展示されていたExpress5800シリーズ/iモデルは,データセンター向けのラックマウントサーバです。iモデルのブースでは,他社サーバ製品と比較し,通常時/高負荷時ともに消費電力が大幅に低減されていることを示すデモが行われていました。

Express5800シリーズ/iモデル(左)消費電力デモの様子

Express5800シリーズ/iモデル(左)消費電力デモの様子

iモデルでは,CPUやチップセット,メモリに至るまで電力消費を抑えたパーツを採用するとともに,ファン回転数の最適化やCPU周波数の常時制御などを行うことで,低消費電力を実現しているとのことです。「排出CO2を削減していくうえで大きなポイントは2つあり,1つは家庭における対策,もう1つは企業のITシステムにおける対策だと言われています。とくに大量のサーバを配置する必要のあるデータセンターにおいては,iモデル導入による消費電力削減の効果は大きなものになるでしょう。当社では,CO2削減につながる低消費電力サーバへのニーズは今後ますます高まってくると考えています」(NECクライアント・サーバ販売推進本部 グループマネージャ 本永実氏)。

またあわせて,省電力ビジネスPC,省電力サーバ「ECOCENTER」の展示も行われていました。先に紹介したシンクライアントシステム「VirtualPCCenter」も,環境への配慮につながるソリューションと言うことができるかと思います。

充実のセミナー

一方のセミナー会場では,2日間にわたって,Express5800シリーズに搭載された最新技術,NECの最先端技術に関するセッションが開催されていました。開催されたセッションの一例を挙げると,SIGMABLADEとVMwareによるサーバ仮想化ソリューション紹介,シンクライアントによるワークスタイルの変革といった内容です。また,「動く!改造バカ一台」(インプレスTV)でお馴染みのテクニカルライター,高橋敏也氏によるセッション,「改造バカこと高橋敏也のExpress5800徹底解剖」も注目を集めていました。


本イベントは,国内のx86サーバ出荷台数で12年連続1位の実績を持つExpress5800シリーズの魅力と最新情報を知ることのできる貴重な機会でした。今後も,最新の技術を採り入れて進化を続けるExpress5800シリーズの動向に注目していきたいと思います。

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