レポート

WordCamp Fukuoka 2010最速レポート(随時更新)

この記事を読むのに必要な時間:およそ 5 分

デザイナーのためのWordpressオリジナルテーマ作成入門

次に登場したのは,フロッグマンオフィスに所属し,メディア系サイトや企業サイト等を制作する山口有由希氏。山口氏は,本格的にWordPressを使い始めがのが10ヵ月とのことで,まだまだ経験が豊富ではないとのこと。この立場だからこそ感じたWordPressで気になること,躓いたところなど,自身の体験談をもとにWordPressのオリジナルテーマ作成について解説した。

デザイナーのためのテーマ制作

山口氏が最初に手掛けたWordPressのサイトは,自身のブログ「VIVID COLORS + BLOGhttp://blog.v-colors.com/)⁠これを皮切りに,元々行っていた素材サイトの制作などからWordPressを採用するようになり,今に至っている。⁠WordPressの便利な特徴の1つが画像サイズの指定が容易な点です。あらかじめ必要な画像サイズを設定しておくことで,リサイズが簡単に行えます」と,自身が体験したWordPressのメリットについて話した。

「好きでWordPressを使っていたら,まさか私が登壇することになりました」と今回の発表の経緯について話す山口氏。

「好きでWordPressを使っていたら,まさか私が登壇することになりました」と今回の発表の経緯について話す山口氏。

アイデア次第で可能性は無限大

また,フォーラムの日本語情報が充実してくるなど,環境要因の素晴らしいさなどを混ぜながら,⁠テーマはアイデア次第でどんなものでも作れます。可能性が無限大にあるのもWordPressの魅力の1つです」と,クリエイター視点からのWordPressの魅力について語った。

WordPressのどういったポイントが優れているか,自身の経験をふまえた解説入りの発表資料が用意されていた。

WordPressのどういったポイントが優れているか,自身の経験をふまえた解説入りの発表資料が用意されていた。

最後に,どうやってWordPressの技術を習得したかを,体験したポイントごとにまとめ,発表を終了した。

Hello WordPress! Hello World! 福岡から世界へ

休憩後に続いて登場したのは,Contact Form 7など,たくさんのユーザを獲得するプラグインを開発する三好隆之氏。三好氏は,WordPress日本語公式サイト,日本語版作成チーム,ローカルコミュニティWordBenchなど,WordPress関連コミュニティで積極的に活動している。

Contact Form 7の開発者として,世界各地のWordPressユーザに知られる三好氏。

Contact Form 7の開発者として,世界各地のWordPressユーザに知られる三好氏。

WordPressは世界で勝負できるプラットフォーム

WordPressの魅力の1つは,誰もがプラグインを開発して機能を追加できる点。この点について「WordPress用のプラグインを開発して公式サイトに登録されれば,世界中のユーザに使ってもらう機会が得られるわけです。これは,WordPressが世界標準のプラットフォームだからこその強みです」と,開発者ならではのコメントで,WordPressの強み,魅力について語った。

Contact Form 7のユーザ比率はアメリカで32%,日本8%,イギリス7%と,日本に閉じていない。

Contact Form 7のユーザ比率はアメリカで32%,日本8%,イギリス7%と,日本に閉じていない。

見ず知らずの方の人生を豊にできるというモチベーション

また,Contact Form 7の開発をしたことにより,お金では得られない財産を得られたそう。⁠おかげさまでContact Form 7は世界各地にいるたくさんのユーザの皆さんに使っていただけています。ユーザの方から,応援や励ましのメッセージをいただくことがあるのですが,その中で,ただありがとうというお礼だけではなく「Contact Form 7で(自分の仕事が改善され)人生が豊になった」というコメントをいただいたときに,本当にやっていて良かったと思いました。見ず知らずの方の人生を豊かにできるというのは,何ものにも得難い経験ですし,開発していく上での大きなモチベーションになります」と,WordPressというオープンソースの世界で開発していたからこその,貴重な体験談について語ってくれた。 今回の三好氏の発表は,技術論ではなくマインドの部分について多く触れられていたのが印象的。この話を聞いた方の中から,WordPressコミュニティに参加する人が増え,コミュニティがさらに活性化していくことを期待させる内容だった。

著者プロフィール

馮富久(ふぉんとみひさ)

株式会社技術評論社クロスメディア事業室室長。

1975年生まれ。横浜市出身。1999年4月株式会社技術評論社に入社。入社後から『Software Design』編集部に配属され,2004年1月に編集長へ就任。同2004年9月に『Web Site Expert』を立ち上げ,同誌編集長に就任,現在に至る。その後,2008年9月に設立したクロスメディア事業部(現クロスメディア事業室)に配属。現在,社外活動として電子書籍を考える出版社の会の代表幹事やWebSig 24/7のモデレーター,TechLIONプロデューサーなども務める。過去にIPAオープンソースデータベースワーキンググループ委員やアックゼロヨン・アワード他各賞審査員などの経験を持つ。

Twitte ID:tomihisa(http://twitter.com/tomihisa/