レポート

「クラウドコンピューティングEXPO 2010」レポート

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

柔軟性の高いIaaSを展開するフリービット

画像

フリービットでは「Feel6. VDC ENTERPRISE-FARM」を中心に展示,その柔軟性の高さや低コストである点をアピールしていました。

IaaSとして提供されているFeel6. VDC ENTERPRISE-FARMは,サーバやネットワーク,ファイアウォール,ロードバランサなどを自在に組み合わせて利用できるIaaSであり,パブリックに公開するWebアプリケーションの実行環境をはじめとして,さまざまな用途で活用できるのが特徴です。仮想UTM(Unified Threat Management)も提供されており,自社のポリシーに即したセキュリティ対策を実現することができます。さらに仮想マシンのコントロールやネットワーク管理が行えるWebコンソールや,迅速にサーバを展開できるクローン機能など,多彩な機能が提供されているのも見逃せません。

そのほか注目を集めていたのが,ソーシャルアプリケーションプロバイダ向けの特別プランです。これは複数のユーザーが使う共用ストレージではなく,専用のストレージを割り当てたIaaSを月額10万円で提供するプランです。共用ストレージでは,ほかのユーザーのディスクアクセスがパフォーマンスに影響してしまいますが,専用ストレージであれば本来の性能をフルに引き出すことが可能となります。ストレージはシステム全体のパフォーマンスにおいてボトルネックとなりやすい部分だけに,このプランの魅力は大きいのではないでしょうか。

新サービスの提供に積極的な姿勢を見せるNTTPCコミュニケーションズ

画像

「すべての会社にクラウドを。」というコンセプトのもと,クラウドサービスを積極的に展開しているのがNTTPCコミュニケーションズです。同社では10月にVerioのインフラを利用した「WebARENA CLOUD 9」のサービスを提供開始しており,クラウドコンピューティング EXPOのブースでも同サービスを大々的に展開していました。

クレジットカード払いであれば最短3分で仮想サーバを使い始められるパブリック型のIaaSであるWebARENA CLOUD9は,月額4800円で利用できるほか,ストレージやメモリ/CPUの追加を日割りで利用できるなど,IaaSらしい柔軟性の高い料金体系を採用しています。さらに物理サーバに障害が発生した場合,自動的に別の物理サーバに仮想マシンを移行するフェイルオーバーや,同じ物理サーバを利用している別のユーザーの負荷が高い場合に物理サーバを移すマイグレーション機能を備えており,安定したサーバ運用を実現しています。

そのほか,社内外のユーザーと情報共有やコミュニケーションが図れるSaaS「WebARENA SaaSアプリケーションコラボレーションツール(仮称)⁠や,クラウドのメリットを手軽に活用できる「パッケージ型クラウドサービス(仮称)⁠なども展示されていました。WebARENAのブランドでホスティングサービスを長年リードしてきたNTTPCコミュニケーションズは,クラウドの時代においても要注目の存在であるのは間違いないでしょう。