レポート

「MongoDB Conference in Japan」レポート

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7.「Kiosk: The Schema Layer for MongoDB and PHP - Schema is Not Your Enemy」

Basukeさん(関心空間CTO)からはPHP用のKioskライブラリについて発表していただきました">資料はこちら)⁠

要旨:MongoDBの手軽さにRDBの確実性をプラス!スキーマがないことが魅力のMongoDBですが,実際のコーディングでは,これまでRDBがテーブルとして提供していた枠組みがなくなるデメリットも出てきます。PHPのような型の概念の薄い言語ではなおさらです。PHP用のKioskライブラリは,オブジェクトとMongoの間のゆるいスキーマレイヤーを作ることを目的としています。

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スキーマの設計が自由であることと,そうでないことには一長一短があります。例えばスキーマフリーだとスキーマ構造の把握が難しいのが欠点です。そこでライブラリ側で緩いスキーマを定義してやることでデータ構造の把握やMySQLからのマイグレーションを容易にするすることができます。非常にわかりやすい説明とデモもあり,とても有意義なセッションでした。今後,実案件として増えてくるかもしれない,MySQLからMongoDB(NoSQL)へのマイグレーションを行う際にとても役立つ発表でした。

8.「Node.js and MongoDB」

Suguru Namuraさん(株式会社 サイバーエージェント)からはnode.jsとMongoDBという,非常にホットな発表をしていただきました資料はこちら)⁠

要旨:アメーバピグで作っているPC向けソーシャルゲームをnode.js+mongoDBで作っているので,node.js+mongoDBのメリットと開発経験談,工夫したポイントなどをお話しします。

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現在作成中のソーシャルゲームにも導入しており,その具体的な話を聞けるということで貴重なセッションになりました。MongoDBとnode.jsが非常に相性の良いことをnode.jsの特徴と具体的なソースとともに説明されました。また,MongoDB 1.8.* という現在の安定バージョン1.6.5よりも最新のバージョンで色々検証されているのも非常に参考になりました。そして,アメーバピグの管理コンソールのデモンストレーションは非常にエキサイティングでした。是非ともビデオでご確認ください。

まとめ

10genエンジニアと,日本側の著名なエンジニアを迎えてのmongotokyoは最後の懇親会まで終始エキサイティングなものでした。

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今回のカンファレンスをきっかけに,実際にサービスに導入してみようと思われる人が増えていくことを期待しています。興味をもたれた方はまずはMongoDB JPに加入していただき,定期的に開催予定のMongoDB勉強会に是非足をお運びください。次回の勉強会の開催は3月26日(土)を第一候補として開催準備を進めています。

著者プロフィール

井上敬浩(いのうえたかひろ)

MongoDB JP主催者。MongoDB日本語ドキュメント訳もしています。現在はアルバイトとして芸者東京エンターテインメントGTEでソーシャルアプリのログ解析を1人で担当しています。Hadoop,MongoDB,GraphDB(Neo4j)を使用して,大規模かつ複雑なソーシャルデータの解析を行っています。解析技術においては業界一を本気で目指しています。

Twitter:@doryokujin