レポート

「全文検索エンジンGroongaを囲む夕べ 4」レポート

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第3部:Groongaユーザーから

第3部では,Groongaユーザーの皆さんによる発表が行われました。

TritonnからMroongaへの移行体験記(吉田健太郎さん)

リブセンスの吉田健太郎さんは,TritonnからMroongaへの移行時の苦労話を紹介しましたスライドはこちら⁠。MySQLで作ったシステムのバージョンアップ方法について,ノウハウを披露していました。Mroongaを使う場合ではなくても参考になりそうです。

興味のある方はUsteramの録画第3部前半の録画の0分目頃)をご覧ください。

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Mroonga de fulltextsearch (@yoku0825さん feat. 河野隆志さん)

@yoku0825さんと河野隆志さんは,とあるサービスで使っているTritonnをMroongaへ移行した事例について紹介しましたスライドはこちら⁠。

本題に入る前に,Groonga,MroongaのパッケージングをしているWING☆さんから,3.10に対応したRPMがすでに出ているというCMが入りました。試してみたい人は,wingリポジトリを確認してほしいとのことです。

事例については,トラフィックの増大や移行時にどのように考えたかという話を,@yoku0825さんと河野さんが掛け合う形で説明しました。Apache Solrにしようとも考えたがMroongaにしたこと,問題がなかったわけではないが結果として半年でバグを踏み抜き切ったことを紹介しました。最後に「Tritonnからの移行は,Mroongaが鉄板である」と述べていました。

興味のある方はUsteramの録画第3部前半の録画の13分目頃)をご覧ください。

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InnoDB FTSよりMroonga! (一井崇さん)

GREEの一井崇さんは,InnoDB FTSについて紹介しました。

MySQLだけで全文検索できることはとても手軽で良いが,日本語が使えないと言います。現状は単語がスペース区切り前提で,latin文字に特化した実装も一部にあるとのことです。将来はCJK対応の予定はあるらしいが,英語圏の人には理解してもらいにくいだろうと話していました。まとめとして「日本語の全文検索は日本にまかせよう! Mroongaに期待しよう」と述べていました。

興味のある方はUsteramの録画第3部前半の録画の24分10秒目頃)をご覧ください。

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Groongaをem-synchronyから使う (瀧内元気さん)

瀧内元気さんは,Groongaをem-synchronyから使ったことについて紹介しましたスライドはこちら⁠。

em-synchronyとは非同期処理を書きやすくするRubyのライブラリです。応答に時間がかかる処理を書く場合,DBがメモリに載りきらない場合,同時コネクションが膨大でスレッドを大量につくりたくない場合などで,ユーザにストレスを与えないように考えて使ってみたとのことです。最後に,現在困ってることについて,開発チームへの公開要望を挙げていました。

興味のある方はUstreamの録画第3部前半の録画の35分目頃と第3部前半続きの録画をご覧ください。

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GroongaとMapKit(沖津貴智さん)

DeNAの沖津貴智さんは,iOSのMapKitでGroongaを使ったことについて紹介しましたスライドはこちら⁠。

pekoという日本では出していない,位置情報を使ったアプリを例に説明しました。位置情報に関する主な使用例は,表示しているMapの範囲にいるユーザを検索してMap上に自動的にピンを立てることにあります。その際,自分がいる位置から近い順に検索するということを,Groongaを使って実現していることを取り上げていました。

参考ソースも含む貴重な説明がありましたので,興味のある方はUstreamの録画第3部後半の録画の9分10秒目頃)をご覧ください。

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Groonga on スマホ(丸山謙志さん)

丸山謙志さんは,スマートフォンでのオフラインの検索を可能にするために,Groongaをスマートフォン上で動作させてみたことを紹介しましたスライドはこちら⁠。

iOS上で動作させる上での,制約と工夫についての説明が開発中のアプリiMirror(仮)を例に話を進めました。iMirror(仮)は,BlueToothで接続された別のスマホ上の内容を検索することもできるという面白い仕組みも持っていることも取り上げていました。http://www.getmirrors.infoにランディングページがあります。

デモもありますので興味のある方はUstreamの録画第3部後半の録画の21分16秒目頃)をご覧ください。

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Milkode2013年の歩み(Rroongaを使ったソースコード検索エンジン)(おんがえしさん)

昨年に続き,おんがえしさんは,Milkodeの2013年の歩みについて紹介しましたスライドはこちら⁠。

Milkodeはソースコードに特化した検索エンジンです。MySQLとかは使っておらず,RubyとRroongaでここまでできるという例になると言います。今年は新しくRroongaの絞り込み検索の機能を使ってみたそうです。Milkodeで,Milkodeのソースを確認してみてくださいと話していました。また,mruby Code Searchも取り上げました。そして,ドリルダウンについても言及があり,⁠Rroonga(Groonga)でドリルダウンは超簡単なので使ってみてほしい。ただ,ドリルダウンしたい要素のカラム種類には気をつけよう」と述べていました。

興味のある方はUstreamの録画第3部後半の録画の33分目頃)をご覧ください。昨年の録画はこちらです。

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Groongaを支える取り組みの紹介(林健太郎さん)

クリアコードの林健太郎さんは,Groongaを支える取り組みを紹介しましたスライドはこちら⁠。

@groongaで掲載の告知をしている週刊Groongagihyo.jpで連載した隔週連載Groongaがあります。また,メーリングリストのgroonga-devgroonga-talkを取り上げました。

興味のある方はUstreamの録画第3部後半の録画の42分50秒目頃と第3部後半最後の録画をご覧ください。

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GroongaからMroongaへの移行に際して(網岡隆宏さん)

WEICの網岡隆宏さんは,中国語学習のサイトで行った,GroongaからMroongaへの移行について紹介しました。

サイトの規模が増大したため,GroongaからMroongaに移行した時のプログラムの期日をどのように変換するかなどの話がありました。

興味のある方はUstreamの録画第3部後半最後の録画の4分40秒目頃)をご覧ください。

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懇親会

イベント後に,同会場で懇親会が行われました。今回は,会場を提供していただいたDeNAさんが懇親会の飲食の費用も出してくださいました。いい肉の日でしたので,肉系の食べものが多かったのが印象的でした。

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当日の内容はUstreamで公開されています。レポートを読んで興味を持ちましたら,ぜひUstreamの録画をご覧ください。

Ustreamの録画の詳細

著者プロフィール

浅川倫之(あさかわともゆき)

株式会社 デジタルファーム CTO / 株式会社 インターネット尾張 取締役

SORDにてCP/M,MS-DOSなどの移植を経験した後フリーになり,組み込み系システム等を制作 NEXTSTEPを利用したシステム開発を行い,複数のISPの立ち上げにも関与。現在はWEBシステムの開発を主にしている。

基本的にサーバーとしてはFreeBSDを使用しているが,クライアントマシンはMAC OS X/iOS。しかし純粋なマカーではなく,OS 9以前は邪悪なOSと公言してる。

Twitter:@asakawaya