レポート

エンジニアから見るAdobe MAX 2015

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今年のAdobe MAXはどうだったか?

こんにちはドリキンこと青木剛一です。今回は縁あってgihyo.jpで記事を書かせていただくことになりました。よろしくお願いします。

本業はソフトウェアエンジニアをしていて現在はサンフランシスコに在住しています。今回は現地時間10月3日~7日にロスアンジェルスで開催されたAdobe MAXに初参加してきた内容をちょっとマニアックな視点でお伝えできたらと思っています。

Adobe CEOシャンタヌ・ナラヤンによる初日基調講演の挨拶

Adobe CEOシャンタヌ・ナラヤンによる初日基調講演の挨拶

この記事を読まれている方はやはりソフトウェアエンジニアの方が大半でしょうか? 皆さんの今どきのAdobeに対する印象ってどんな感じですかね? ソフトウェアエンジニアから見ると「今どきPhotoshopなくてもフリーウェアで困らないよ」とか,Flashの時代ももうだいぶ終わってきているし)Adobeってもう過去の会社だよね」みたいな印象があるかもしれません。

正直ここ数年は僕もそんな印象を持っていました。ただ去年あたりからAdobe Creative Cloudを積極的に使いようになり僕の印象は変わり始めまいます。

今回Adobe MAXに参加してその感覚が正しいことを再認識できたので,なぜそう感じたのか? 今後我々とAdobeの付き合い方はどうなるのか?僕なりに感じたことを伝えられたらいいなと思っています。

Adobe MAXとは?

初日の基調講演の様子

初日の基調講演の様子

Adobe MAXはAdobeが年に1回行っているカンファレンスイベントです。エンジニアの皆さんには,AppleのWWDCや,GoogleのGoogle I/OのAdobe版と説明したほうがイメージしやすいかもしれません。

僕も今年初めて参加したので従来のイベントについては詳しくありませんが,どうも数年前まではFlash関連技術を中心としたエンジニア寄りのイベントだったものが,ここ数年でデザイナー・クリエイター向きのイベントに少し趣向を変えたようです。

イベントの流れとしては初日,2日目の朝にそれぞれ基調講演があって,その後は個別のセッションに参加したり展示場ブースでいろいろな企業の出展を楽しんだりという流れです。初日の基調講演は主にAdobeの人が出てきて最新のAdobeプロダクトについて説明するという,一般的なテック系カンファレンスの基調講演の構成です。

2日目の基調講演で登壇した元IDEOディレクター エル・ルナ氏

2日目の基調講演で登壇した元IDEOディレクター エル・ルナ氏

2日目の基調講演は初日とはまったく異なり,新製品やプロダクト的な発表は一切なく,著名なクリエイターがそれぞれの経験や考え方,クリエイティビティついての持論を語るという内容でした。

プロジェクションマッピングを活用した巨大プレゼンテーションモニタ

プロジェクションマッピングを活用した巨大プレゼンテーションモニタ

どちらの基調講演もクリエイター向けイベントにふさわしくプレゼンテーション内容がとても美しく,プロジェクションマッピングを活用したステージはあたかもラスベガスのショーを見ている雰囲気で長時間飽きることなく楽しめました(一説によればプロジェクター機材だけでも数億円の機材を投入しているという話でした)⁠

Adobe MAXの詳しいイベントレポートはオンライン上にたくさんの記事が上がっているので,ここでは発表内容をなぞることはせず,今のAdobeのどんなところに魅力を感じ,どんな所に感心したのか,エンジニア視点にフォーカスして語りたいと思います。

著者プロフィール

青木剛一(あおきこういち:drikin)

1975年生まれ。サンフランシスコに在住しソフトウェアエンジニアとして働くかたわら一週間分のテック・ガジェット系ニュースをお届けするポッドキャスト「backspace.fm」を主催。毎週旬なネタを配信中。自身のブログはこちら

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