レポート

Adobe Design Jimoto vol.7 with ami tumi in 前橋,開催~デザインの力で地域と社会を活性化

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全9チーム,投票による最優秀賞を獲得したのはチーム「中学一年生」

非常に多彩な,そして,濃密な内容のトークセッションが終わり,いよいよ各チームの発表,そして投票・審査の時間となった。

発表を行った全9チーム

発表を行った全9チーム

今日初めてチームを組んだメンバーも入れば,プレゼン慣れしているチームもあり,9チームがそれぞれの特徴を出した発表が進んだ。3分間という短い時間の中,また,Adobe XDをプレゼンテーションに利用するというルールにおいて,それぞれが思う「前橋の良さ」をアピールするプレゼンタイムとなった。

会場で販売されていた布わらじを用いたプレゼン,Adobe XDを活かしたプレゼン,トークで惹き込むプレゼンなど,各チームのカラーが出た発表時間となった

会場で販売されていた布わらじを用いたプレゼン,Adobe XDを活かしたプレゼン,トークで惹き込むプレゼンなど,各チームのカラーが出た発表時間となった 会場で販売されていた布わらじを用いたプレゼン,Adobe XDを活かしたプレゼン,トークで惹き込むプレゼンなど,各チームのカラーが出た発表時間となった

投票による最優秀賞はチーム「中学一年生」

会場による投票で選ばれる,最優秀賞となるオーディエンス賞を獲得したのはチーム「中学一年生」の榊原慎也氏,斉藤翔氏の両名でした。中学一年生は,自分の足にあった布わらじをつくれるデザインアプリ「つくりかたのデザイン」を提案し,そのコンセプトが会場から多くの賛同を得た結果となった。

チーム「中学一年生」の2人。クリスタルトロフィーへのキスとともに優勝の喜びを表現した(撮影:Mayu Shimura/Lo.cul.p)

チーム「中学一年生」の2人。クリスタルトロフィーへのキスとともに優勝の喜びを表現した

また,TEKITO DESIGN Labが選ぶ適十塾賞は,群馬とバングラデシュのリユース素材を取り入れた布わらじを提案した「いむらたけい(井村晋作氏,武井奈津美氏)⁠チームが,⁠太陽の鐘」の音やからっ風,赤レンガなど前橋のエッセンスをデザインに落とし込んだチーム「mit(久保田祐基氏,佐藤悠貴氏)⁠がアドビ賞を受賞した。

適十塾賞を獲得したチーム「いむらたけい」⁠中央)と適十塾に所属する学生ら(撮影:Mayu Shimura/Lo.cul.p)

適十塾賞を獲得したチーム「いむらたけい」(中央)と適十塾に所属する学生ら

アドビ賞を受賞したチーム「mit」とアドビのCreative Cloud エバンジェリスト(左)⁠撮影:Mayu Shimura/Lo.cul.p)

アドビ賞を受賞したチーム「mit」とアドビのCreative Cloud エバンジェリスト(左)

コミュニティとデザインの力

以上,日曜の昼間,前橋駅前にある上毛倉庫で開催された「Adobe Design Jimoto vol.7 with ami tumi in 前橋」の模様をお届けした。当日は30度近い気温の中,暑さに負けない熱気に包まれたイベント会場となった。

このイベントは地元で開催された「JOMO SO COOL」の一環として併設されたもので,まさに地域密着型のワークショップだったと言える。

会場内には家族連れで楽しめるスペースやわらじづくりを体験できるブースなど,前橋市民とともに前橋の彩りが体感できる空間となっていた

会場内には家族連れで楽しめるスペースやわらじづくりを体験できるブースなど,前橋市民とともに前橋の彩りが体感できる空間となっていた 会場内には家族連れで楽しめるスペースやわらじづくりを体験できるブースなど,前橋市民とともに前橋の彩りが体感できる空間となっていた

なお,今回オーディエンス賞と適十塾賞を受賞した2作品については,適十塾と共同で布わらじのデザインをプロデュースし,年内には前橋市内で商品化の予定しているそうだ。1回きりのイベントではなく,継続的な取り組みをする点はまさにDesign Jimotoが目指している社会課題の解決にも通ずるのではないだろうか。

さらに,作成されたデザインは布わらじにとどまらず,誰もが使えるデザインパターンとして⁠オープンソース化⁠され,商店街の包装紙や紙袋や服地などさまざまな形で前橋市の魅力を発信し,町中に広まっていく仕組みづくりを目指しているとのこと。こうしたコンセプトこそインターネットの魅力であり,デザインやクリエイティブが持つ可能性をさらに広げることになると筆者は感じている。

参加者による集合記念写真撮影で幕を閉じた

参加者による集合記念写真撮影で幕を閉じた

著者プロフィール

馮富久(ふぉんとみひさ)

株式会社技術評論社クロスメディア事業室室長。

1975年生まれ。横浜市出身。1999年4月株式会社技術評論社に入社。入社後から『Software Design』編集部に配属され,2004年1月に編集長へ就任。同2004年9月に『Web Site Expert』を立ち上げ,同誌編集長に就任,現在に至る。その後,2008年9月に設立したクロスメディア事業部(現クロスメディア事業室)に配属。現在,社外活動として電子書籍を考える出版社の会の代表幹事やWebSig 24/7のモデレーター,TechLIONプロデューサーなども務める。過去にIPAオープンソースデータベースワーキンググループ委員やアックゼロヨン・アワード他各賞審査員などの経験を持つ。

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