理系なおねえさんはアリですか?―内田麻理香が聞いた理系な女性の理系な人生―

第8回 新年&ご無沙汰特別編 サイエンスコミュニケーター 内田麻理香さん

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サイエンスコミュニケーターとしての活動

編:そうして,サイエンスコミュニケーターの内田さんの誕生!というわけですね。

内田:そう言われると気恥ずかしいですが……単に,それも勝手に名乗っているようなものですし,資格があるわけでもないし。

編:今は(2011年1月現在)どういった活動をされていますか?

内田:基本的にはサイエンスライターとしての活動が中心ですね。書籍の執筆,新聞や雑誌・Webでの連載や寄稿とか。あとは講演に呼んでいただいて話したり,実験教室の講師になったり。それとテレビとかラジオも。

編:色々とされていますね。最近ではサイエンス大喜利なんかも企画されていましたね。ブログを拝見すると,そのご活躍ぶりがわかります。

内田:科学を伝えることに関わる仕事であれば,媒体を問わずあれこれやらせていただいている状態です。あと,サイエンスコミュニケーションの研究をするために,2009年から大学院の博士課程に在籍しています。

編:学生でもあるんですね。ご多忙かと思いますが,久しぶりの学生生活はいかがですか?

内田:いま,改めて学生として勉強・研究できるのは楽しくて仕方ないですね。新しい世界が広がるというか。ただ,サイエンスコミュニケーションの実践屋でありつつ,研究も併行して,なのでいつも頭の中が混乱しています。

編:華やかなマスメディアの世界でご活躍されながら,影できちんと研究を続けられている。さらに家庭も持っていて……内田さんの⁠わらじ⁠の数の多さに驚きます,ホントに。

「まるっきり想定外」な人生

編:さて,色々とご活躍されている内田さんですが,自分が将来こうなることって予測できていましたか?

内田:まるっきり想定外ですねえ。文系と理系の間で何かしたいな,とはぼんやり考えていましたが,具体的には何をしたらいいかまったくわかっていませんでしたし。あれあれ? と流されているうちにたどり着いたような。

編:この先どうなるか予測できますか?

内田:いえ,これからも読めないです。ある漫画で(注:『モテキ』です)⁠自分の思ってもいない方向に進む人生が好きなの」という台詞がありましたが,私はそんな境地にはなれません(笑⁠⁠。

編:好きかどうかは別として,想定外な方向に進んだとしても,内田さんならその状況を楽しんでしまえるような気がします。

最近,浦沢直樹の『マスター・キートン』を読み返し,改めてハマっているという内田さん。⁠人生と研究に関する大事なことは,キートンから教わりました」とも!

最近,浦沢直樹の『マスター・キートン』を読み返し,改めてハマっているという内田さん。「人生と研究に関する大事なことは,キートンから教わりました」とも!

編:なんだ,こうしてお話を聞いてみると,なかなか面白い経験をされているじゃないですか。お聞きしてよかったです。よかったよかった。

内田:…それは,場つなぎ成功の安堵感でしょうか。

編:…えっと,次回からは通常更新です(きっと⁠⁠!引き続きよろしくお願いします!

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著者プロフィール

内田麻理香(うちだまりか)

サイエンスコミュニケーター。東京大学工学部広報室特任研究員/東京大学大学院情報学環・学際情報学府博士課程1年。身近な科学を伝えるために各種媒体で活動中。

URLhttp://www.kasoken.com/