Ubuntu 14. 10のコードネーム
14.
“Utopic”
ユニコーンは童話やファンタジーでおなじみの一角獣
実装サイドとしては次の4つが示されています。
- Upstartからsystemdへの移行
- デフォルト構成におけるPython 2.
x系への依存を排除 - Upstreamとのよりよい連携
- わざわいをもたらしかねない古代の遺物や,
忘れ去られたブツの排除
("time to bring systemd to the centre of Ubuntu, time to untwist ourselves from Python 2.
systemdへの移行は規定路線ではありますが,
systemdへの移行は最優先で進められており,
また,
リリーススケジュールも確定しています。Ubuntu 14.
-
- 注1
- 数リリースのあいだずっとチャレンジし続けていて敗北しているとも言います。3.
3から3. 4への移行の方がよほど簡単に終了していることからも, 2. x系からの完全な移行が大きなチャレンジであることが分かるでしょう。 - 注2
- 相当無茶なプランニングなので,
部分的には挫折して15. 04送りという可能性も多々あります。しかし, 14. 04 LTS終盤の大規模変更の連打に比べると現実的なので, 勝算がない計画ではありません。とはいえ, 本文の通り “Utopia” には 「現実味のない, 理想的すぎる」 という意味が含まれますし, Unicornはけっして大人しい動物ではないということも把握しておく必要があるでしょう。
Ubuntu 14. 04 LTS 日本語Remixのリリース
4月28日,
Ubuntu 14. 04 LTSリリースパーティ+オフラインミーティング14. 05
Ubuntu Japanese Teamでは,
興味のある方はお気軽にご参加ください。無料です。
12. 10のEOL
14.
12.
また,
Ubuntu for Androidの去就
Utopicの
要約すると,
- mpt
(Canonicalのデザイナー) が, 「Ubuntu for Androidはもう死んでいるプロダクトなのでWebページから削除するべきだ。少なくとも 「2012年終盤にはリリースしてるぜ」 とかいう記述はおかしいよね」 というバグレポートを行う。 - しかもPrivate bugからPublic bugに属性を切り替えてしまい,
世間から見える状態に (ただし, 現在は再びPrivate扱いに戻っている)。結果, 「Ubuntu for Android is no longer in development」 とかいうフレーズが一人歩きして騒ぎに。 - Reddit上で,
よく分からないぜーという小規模フレームウォーに突入。問題のバグレポートが見えないこともあり, 開発が中断しているだけなのか, それとも諦めたプロダクトなのか, 外野からはさっぱり見えない状態のため, 爆発的にカオス化。 - とりあえずCanonicalからコメントを取れた内容からすると,
「完成しているがOEMが見つからないので塩漬けなう」 という結論に。 - そうなったものの,
「Ubuntu for Android is no longer in development」 とかいうフレーズが一人歩きしているため 「Ubuntu for Androidは死んだ! なぜだ!」 という感じのニュースだけが広まっていく, 不毛きわまりない状態に突入。現在も 「Ubuntu for Android is no longer in development」 が 「Ubuntu for Android is dead」 に化けたりしつつ拡大中。
Ubuntu for Androidは
基本的にAndroid環境とUbuntu環境は隔離されていて,
アイデアが公開された当時には十分なメリットがあったものの,
……というわけで,
UWN#364
Ubuntu Weekly Newsletter #364がリリースされています。
その他のニュース
- Ubuntu App Showdownの受賞作品発表。
- 14.
04環境で古典的なGNOMEデスクトップを再現する方法。 - 14.
04 LTSをOS Xそっくりにするパック。 - Xubuntu 14.
04の動画とスクリーンショットによる紹介。