LAMP開発者のためのWindows Azure講座

第5回 Azure上でのMySQLの起動[その2]

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コンピュートエミュレータでの動作確認

次に,メニューから「Run Windows Azure PHP Project in Development Fabric」を実行するわけですが,コンピュートエミュレータの動作確認を正しく行うために,MySQLの起動状態やデータファイルを確認しておきます。

まず,タスクバーのアイコンを右クリックして,コンピュートエミュレータを終了させます。コンピュートエミュレータを終了させると,エミュレータが起動させたプログラムも一緒に終了します。また,タスクマネージャーを使ってローカル環境にインストールしたmysqld.exeが起動していないかどうかを確認し,もし起動している場合は終了させます。

図8 mysqld.exeを終了させておく

図8 mysqld.exeを終了させておく

次に,前回設定したrootのパスワードなどを含むMySQLのデータファイルをプロジェクトに追加します。具体的には,Windows ExplorerなどでSample2_WorkerRole\mysqlを開き,dataフォルダ内を削除したうえで,C:\ProgramData\MySQL\MySQL Server 5.5\dataフォルダ内のmysqlフォルダ,performance_schemaフォルダなどをコピーします(実際には,この段階ではrootのパスワードしか設定していませんので,\data\mysql内のuser.MYDとuser.MYIを上書きコピーすれば大丈夫です⁠⁠。

図9 MySQLのデータをプロジェクトに追加する

図9 MySQLのデータをプロジェクトに追加する

これでようやく設定が終わりましたので,メニューから「Run Windows Azure PHP Project in Development Fabric」を実行します。しばらく待っていると,Eclipse内に,index.phpが表示され,また,コンピュートエミュレータがmysqld.exeを起動させたことを示す,下記のようなWindows Firewallの警告が表示されます。

図10 MySQLが起動した場合のWindows Firewallの警告

図10 MySQLが起動した場合のWindows Firewallの警告

アクセスを許可してから,Eclipse内に表示された画面で,アドレスに http://127.0.0.1:81/phpmyadmin を指定します。すると,次図のようなphpMyAdminのログイン画面が表示されるはずです。

図11 phpMyAdminのログイン画面

図11 phpMyAdminのログイン画面

ここでサーバに「localhost:20000⁠⁠,ユーザー名に「root⁠⁠,パスワードに事前に設定したパスワードを指定して,ログインしてみます。無事,ログインできると次の画面が表示されるはずです。なお,Windows Azure PDTでは,MySQLのポートはデフォルトで20000に設定されます。

図12 ログイン後の画面

図12 ログイン後の画面

以上で,コンピュートエミュレータ上でのMySQLの動作は確認できました。

著者プロフィール

齋藤公二(さいとうこうじ)

インサイト合同会社

『月刊Computerwold』『CIO Magazine』(IDGジャパン)の記者,編集者などを経て,2011年11月インサイト合同会社設立。エンタープライズITを中心とした記事の執筆,編集のほか,OSSを利用した企業Webサイト,サービスサイトの制作を担当する。