Ubuntu Weekly Recipe

第72回 screen-profiles("byobu")を使う

この記事を読むのに必要な時間:およそ 4.5 分

"byobu"の利用

前述の通り,screen-profileは最新版はプロジェクト名をbyobu⁠屏風)に改名し,コマンド名もこちらに移行しています(たとえば,⁠screen-profiles」「byobu-config⁠⁠,⁠screen-profiles-export」「byobu-export」になっています⁠⁠。

PPAからインストールすることができ,8.04・8.10・9.04で利用できます。9.04ですでにscreen-profilesを利用している場合でも,面倒でなければこちらを利用した方が良いでしょう。

なお,byobuに移行した場合も,通常の利用ではユーザーが意識すべきコマンドは「screen」だけですので,使い勝手には変化はありません。byobu-exportと,後述のbyobu-statusを利用する以外はscreen-profilesとbyobuの使い勝手に差はないはずです。

byobuのインストール

byobuはPPAから導入します。最初に,byobuプロジェクトのPPAページを開いてください。ここにapt-line(ソフトウェアソース)の記述(⁠⁠deb http://ppa.launchpad.net/byobu/ppa/ubuntu jaunty main……⁠⁠)がありますので,これを/etc/apt/sources.list.d/以下に作成したファイルに貼り付けます。以下の例では,⁠/etc/apt/sources.list.d/byobu-ppa.list」を作成しています。

$ gksu gedit /etc/apt/sources.list.d/byobu-ppa.list
(geditで開いたファイルに以下の行を貼り付け)

・9.04の場合
deb http://ppa.launchpad.net/byobu/ppa/ubuntu jaunty main
deb-src http://ppa.launchpad.net/byobu/ppa/ubuntu jaunty main

・8.10の場合
deb http://ppa.launchpad.net/byobu/ppa/ubuntu intrepid main
deb-src http://ppa.launchpad.net/byobu/ppa/ubuntu intrepid main

・8.04の場合
deb http://ppa.launchpad.net/byobu/ppa/ubuntu hardy main
deb-src http://ppa.launchpad.net/byobu/ppa/ubuntu hardy main

追加したapt-lineのPGP公開鍵を取り込みます。

$ sudo apt-key adv --recv-keys --keyserver keyserver.ubuntu.com a42a415b4677d2d22eb05723cf5e7496f430bba5

ソフトウェアソースの再読込とアップデート注7を行った上で,byobuとbyobu-extrasをインストールします。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get install byobu byobu-extras
注7
byobuを利用する場合,カスタマイズされたGNU Screenのパッケージを利用する必要があるので,byobuのPPAをソフトウェアソースに追加した上で,アップデートを行わなくてはいけません。

以上でbyobuの導入は完了です。

byobu-status

byobuはscreen-profilesとそれほど差がありませんが注8⁠,幾つか拡張された機能があります。その一つとして,ここではbyobu-status注9を紹介します。このコマンドは,hardstatusに表示する各種インジケータの情報を,⁠生」のまま表示するものです。

一般的な利用の場合,⁠byobu-status-detail」というラッパーコマンドを利用します。byobu-status-detailは他に導入されているコマンドに応じて挙動が変化します。

まず,vimが入っている場合,このコマンドはvimを呼び出します。vim上では不要部分がフォールドされた状態で表示され,⁠za」でトグル表示することができます図7⁠。

図7 byobu-status-detailをvimで表示

図7 byobu-status-detailをvimで表示

vimが存在しない環境では,lessなどのページャを用いた表示になります図8⁠。

図8 byobu-status-detailをlessで表示

図8 byobu-status-detailをlessで表示

byobu-status-detailで出力される内容を標準出力に流したい場合,⁠byobu-status --detail」を用います。出力される内容は図8と同じものになるでしょう。

注8
配布されているソースコードには,⁠rpm/byobu.spec」という名前のファイルが含まれており,RPMを生成することもできます。
注9
screen-profilesにも「screen-profiles-status」というコマンドが存在しますが,内部構造や役割が違うので,本文で紹介しているような使い方はできません。

著者プロフィール

吉田史(よしだふみひと)

Ubuntu Japanese Team Member株式会社創夢所属。システム管理を中心にWindows/PC Unixを併用している。Ubuntu Japanese Teamではパッケージサーバの管理や翻訳などの作業を担当。