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第73回 Emacs事始め

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メールクライアント

Emacs上のメールクライアントの代表格が,MewとWanderlustですが,今回はMewを紹介します。パッケージ名はそのままmewとなりますので,Synapticやapt-getで導入してください。

Mewの設定は~/.mewに記述します。下記の設定はIMAPを使ってGmailのメールを読むための例です。

;; Gmail (IMAP) の設定
(setq mew-proto "%")
(setq mew-user "ユーザ名")
(setq mew-mail-domain "gmail.com")

(setq mew-imap-server "imap.gmail.com")
(setq mew-imap-user "自分のGmailアドレス")
(setq mew-imap-auth t)
(setq mew-imap-delete nil)
(setq mew-imap-ssl t)
(setq mew-imap-ssl-port "993")

(setq mew-smtp-auth t)
(setq mew-smtp-ssl t)
(setq mew-smtp-ssl-port "465")
(setq mew-smtp-user "自分のGmailアドレス")
(setq mew-smtp-server "smtp.gmail.com")

M-x mewでMewを起動します。sキーを押すことで新しいメールを取得します。通常はupdateとしてメールを取得しますが,フォルダにあるすべてのメールを取得しなおしたい場合はsキーのあとにallと入力してください。パスワードを訊かれますので,Gmailのパスワードを正しく入力すると,メールの取得が行われます。

サマリモードでEnterキーを押すと,フレームが上下に分割されて下部にメールの内容が表示されます。またnキー,pキーで前後のメールを読むことができます。フレームの分割を解除するにはvキーを押してください。

図7 Mewでメールを表示

図7 Mewでメールを表示

新しいメールを作成したい場合はwキーを押すと,新規メール作成用のバッファが開きます。必要なヘッダとメッセージ本文を記述したら,C-c C-cでメールを送信できます。またC-c C-mでメールをすぐには送信せず,送信キューに保存することができます。

Mewの機能についてはとても説明しきれませんので,詳細はMewのマニュアルを参照してください。

Twitter

Emacsではtwitterを楽しむこともできます。筆者はtwittering-modeを使用していますが,twittering-modeはリポジトリには含まれていませんので,こちらよりtwittering-mode.elを入手してください

Emacs Lispで記述されたプログラムを使用するには,ファイルをロードパスの通ったディレクトリに配置する必要があります。筆者は~/.emacs.d/elispディレクトリにファイルを置いて,.emacsの中でロードパスを追加しています。 下記はディレクトリにロードパスを追加して,twittering-modeの設定を行っています。

(setq load-path(cons "~/.emacs.d/elisp" load-path))
(require 'twittering-mode)
(setq twittering-username "Twitterのアカウント名")
(setq twittering-password "パスワード")

M-x twittering-modeを実行すると,TimeLineが表示されます。C-c C-fでTLの更新,C-c C-sで発言,iでアイコン表示のトグルを行うことができます。またC-c C-lやtwittering-jojo-modeなどという機能もありますので,興味のある方は試してみるとよいでしょう。

図8 TimeLineを表示

図8 TimeLineを表示

なおTwittering-modeはデフォルトで90秒ごとにTLを自動更新します。筆者のようにこれが鬱陶しいと感じる場合は,.emacsに下記の設定を追加することで無効化することができます。

(setq twittering-timer-interval nil)

著者プロフィール

水野源(みずのはじめ)

Ubuntu Japanese Teamメンバー。理想のフリーデスクトップ環境を求めて東へ西へ……のはずが,気がついたら北の大地で就職していたインフラ寄りのエンジニア。最近レンズ沼にハマる。日本仮想化技術株式会社所属。