Ubuntu Weekly Recipe

第74回 Ubuntuでデジタル一眼レフカメラを使う

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RawStudio

RawstudioもUbuntuのリポジトリに含まれるRAW現像ソフトウェアです。使用するにはrawstudioパッケージをインストールしてください。

Rawstudioは単独のファイルを対象にしていたUFRawとは違い,ディレクトリ単位で画像を読み込みます。ディレクトリを開くと,そのディレクトリに含まれる画像ファイルのサムネイルがリストされ,サムネイルをクリックすることで編集する対象を選択します。

ウィンドウ右側にあるスライダーを左右に動かすことで,明るさやコントラストの調整が行えます。UFRawに比べて機能が少なく見えますが,そのぶん初めて使うユーザでも戸惑うことはないのではないでしょうか。

またFileメニューから「Export to Gimp」を選ぶことで,現像した画像を直接Gimpに読み込ませることができます。gimp-ufrawと同じく,現像後の画像を直ぐに編集したい場合に役立つでしょう。

図4 Rawstudioの現像画面

図4 Rawstudioの現像画面

RawTherapee

RawTherapeeはUbuntuのリポジトリには含まれていませんが,Ubuntu用のdebパッケージが配布されている現像ソフトです。

最新開発版はバージョン2.4RC2ですが,これはまだdebパッケージが提供されていません。パッケージからのインストールが行いたい場合は,RawTherapeeのサイトからバージョン2.3をダウンロードしてください。

RawTherapeeは多言語に対応しているアプリケーションですが,デフォルトのパッケージには日本語の言語ファイルが含まれていないため,日本語表示が行えません。そこで別ファイルとして配布されている言語パックを組み込みます。バージョン2.3用の言語パックが見つからなかったため,筆者は2.4RC用の言語パックを展開してインストールしましたが,特に問題はありませんでした。2.4RC用の言語パックもRawTherapeeのサイトから入手できます。

ダウンロードしたRT24rc-langPack-20090531.tgzを解凍すると,languagesというディレクトリが作成されます。この中に含まれるjapaneseファイルを/usr/share/rawtherapee/languages にコピーしてから,RawTherapeeを起動してください。ウィンドウ右下にあるPreferencesをクリックすると,設定画面が開きます。ここでselect languageのプルダウンで「japanese」を選択したら,RawTherapeeを再起動します。するとインターフェイスの言語が全て日本語化されているはずです。

図5 起動したRawTherapee

図5 起動したRawTherapee

RawTherapeeはウィンドウ上部にメニューを持たず,一画面で全ての操作を行うタイプのUIデザインになっています。ファイルを読み込むにはウィンドウ左下にあるディレクトリツリーを辿り,画像の保存されているディレクトリを選択します。するとRawStudio同様,該当ディレクトリに保存されている画像のサムネイルが画面下部にリストされます。画像の調整方法は前述の二つのアプリケーションとあまり違いはありません。ウィンドウ右側にある調整用のスライダーは,RawStudioよりも豊富な項目がUFRawのようにごちゃごちゃせず,綺麗にまとまっています。

著者プロフィール

水野源(みずのはじめ)

Ubuntu Japanese Teamメンバー。理想のフリーデスクトップ環境を求めて東へ西へ……のはずが,気がついたら北の大地で就職していたインフラ寄りのエンジニア。最近レンズ沼にハマる。