Ubuntu Weekly Recipe

第109回 HDDレコーダを使いこなす(1)DLNAクライアント

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XBMC

XBMCはUbuntuのリポジトリには入っていませんが,離れたところからでも見やすいUIで,リモコンでも操作できるDLNAクライアントとして機能するので紹介します。また,VDPAUに対応しているので,特定のハードウェアではGPUの支援を得られます。

まずは,XBMC for Linux teamのPPAリポジトリを追加します。

$ sudo add-apt-repository ppa:team-xbmc/ppa

続いて,XBMCをインストールします。

$ sudo apt-get update && sudo apt-get install xbmc

日本語のファイル名を表示させるために,起動する前にフォントを置き換えます注4⁠。

$ sudo mv /usr/share/xbmc/media/Fonts/arial.ttf{,_bak}
$ sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/vlgothic/VL-PGothic-Regular.ttf /usr/share/xbmc/media/Fonts/arial.ttf
注4
フォーラムでの回答を読むと,システム側のフォントを使うように改良する予定のようです。

[アプリケーション]-[サウンドとビデオ]-[XBMC Media Center]から起動します。

[SYSTEM]-[APPEARENCE]-[SKIN]-[Fonts]の項目で「Arial」を選択します。

[VIDEO]-[Add source]-[Browse]とたどり,⁠UPnP Devices」を選択します図5⁠。

図5 UPnP Devicesを選択すると,DLNA/UPnPサーバの一覧が表示される。

図5 UPnP Devicesを選択すると,DLNA/UPnPサーバの一覧が表示される。

先ほどフォントを置き換え,そのフォントを使うように設定したので,フォルダ名やファイル名の日本語も表示されます図6⁠。

図6 初期状態では表示されない日本語部分も表示されるようになった。

図6 初期状態では表示されない日本語部分も表示されるようになった。ン

まとめ

MediaTombと接続する場合は,Totemにインターレース解除機能がないという以外,3つのソフトウェアは完璧に動作します。Totemが一番手軽ですが,強力なフィルタ機能などが使えるVLC,そしてリモコンからも操作できるXBMCと,どれも優秀で,用途に合わせて使い分けるのがいいでしょう。

ですが,RD-S502と接続する場合,3つのソフトウェアともに,うまく機能しない場面が出てきます。

まず,TotemとXBMCでは,早送りや頭出しなどの機能が使えなくなります。1時間の番組を30分経過地点から再生したいなどの要望には応えられません。

一方,VLCでは,フォルダ名が表示されないのに加え,フォルダ内のファイルは12個までしか表示されないという現象が起こります。

RD-S502との組み合わせでは,フォルダ内のファイルを12個以内に抑えて運用し,早送りなどが使えるDLNAクライアントとしてVLCを使っていくのが無難な選択肢となります。

またの機会に,DLNAの枠にとらわれず,UbuntuからRD-S502を活用していく方法を紹介します。

著者プロフィール

村田信人(むらたのぶと)

Ubuntu Japanese Teamメンバー。Ubuntuオフラインミーティングに参加するうちにUbuntu Japanese Teamの活動に興味を持ち,2009年8月に加入。