Ubuntu Weekly Recipe

第352回 UbuntuとVirtualBox再入門 パート2

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オマケ:いにしえのUbuntuをインストールする

VirtualBoxは古いPCのエミュレーションにも対応しています。筆者のVirtualBoxにインストールしてある最も古いゲストOSはDebian GNU/Linux 3.0です。2002年7月19日リリースだそうです。軽く干支が一周していますが,筆者が初めて触ったDebianでもあります。ただし,これは自力でインストールしたものではありません。自力でインストールした最も古いゲストOSは,Red Hat Linux 8.0です。2002年9月30日リリースだそうです。これほど古いOSが動作するのであれば,ここから2年以上新しいUbuntuの最初のバージョンである4.10が動作しない理由はありません。と言うわけで,オマケとして10年前にリリースされたUbuntuをインストールしてみます。

まずはisoイメージの取得ですが,今でもダウンロード可能です。warty-release-install-i386.isoをダウンロードしてください。amd64では正常にインストールできません。

VirtualBoxの設定は,⁠全般][バージョン][Ubuntu (32bit)]にしてください図5⁠。⁠ストレージ][コントローラー:IDE]に作成したHDDイメージをアタッチします図6⁠。デフォルトのSATAだとHDDが認識しません注6⁠。変更後,起動します。

注6)

筆者が試した限りでは,8.04ではSATA(AHCI)のままでインストールできました。もう少し古いバージョンでも行けるかもしれませんが,確認していません。

図5 ⁠バージョン]を必ず[Ubuntu (32bit)]にします

図5 [バージョン]を必ず[Ubuntu (32bit)]にします

図6 HDDイメージ(ここではUbuntuWarty.vid)をIDEに接続します

図6 HDDイメージ(ここではUbuntuWarty.vid)をIDEに接続します

インストーラーが起動したら,指示に従ってインストールしてください。過程の解説は省略します。とくに再起動後は文字化けしているので,作業はなかなかに困難であり,苦戦するかもしれません。

インストールが無事に完了して,ログインしてGuest Additionsをインストールします。まずはホストキー+F1キーで仮想コンソールを表示し,カスタマイズします。/etc/apt/sources.listを編集し,old-releases.ubuntu.comからパッケージをダウンロードするようにします図7⁠。続いて,Guest Additionsに必要なパッケージをインストールします。

$ LANG=C
$ sudo apt-get install gcc linux-headers-`uname -r`

続けてGuest Additionsのインストール……と行きたいところですが,残念ながら4.3.18のGuest Additionsだとインストールに失敗します。4.3.14だと成功するため,該当バージョンのGuest Additionsをダウンロードしてアタッチしてください。続いてインストールします。

$ sudo mount /dev/cdrom /mnt
$ sudo bash /mnt/VBoxLinuxAdditions.run

インストール完了後,再起動します。

4.10のインストールはかなり難しいですが,6.06であればもう少し簡単にできる気がします。

図7 /etc/apt/sources.listはこのように編集します

図7 /etc/apt/sources.listはこのように編集します

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバー。Ubuntu Japanese Teamではパッケージングなどを担当。ほかには日本語入力関連やOpenOffice.org日本ユーザー会コミッティも兼任。