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第378回 旅の思い出をOpenStreetMapで視覚化する

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uMapでマップを作成する

サイトのUIは日本語化されているため,操作にそれほど躓くことはないと思いますが,具体的な手順を説明しましょう。マップを作成するためにはまずuMap上にアカウントを作る必要があります。これはOpenStreetMapだけでなく,GitHubやBitbucket,Twitterといった外部サービスのアカウントを使ってログインすることが可能です注10⁠。

注10)
ただし2015年5月29日時点ではGitHubではログインできませんでした。

一度ログインしてしまえば右上の「マップを作成」ボタンを押すことでマップの作成を開始できます。最初はヨーロッパあたりが表示されているはずです。まずはGPXファイルをインポートすることにしましょう。画面右端のツールバーから上矢印で表示されている「データインポート」を選択します。

図7 データインポートボタン

図7 データインポートボタン

インポートの方法はローカルファイルをアップロードしたりURLを指定したり,データをベタ書きするなどいろいろな方法が存在します。今回はローカルファイルをアップロードするので,⁠参照ボタン」からGPXファイルを選択します。⁠データ形式」「gpx」を選択してください。ちなみに,GeoJSONやKML,CSVなどさまざまな形式に対応しています。レイヤは今回は「レイヤ1」のままにしておきます。

図8 データインポート設定

図8 データインポート設定

あとは「インポート」ボタンを押すだけでインポート完了です。自動的に地図の中心もGPXデータの経路の中心に移動しているでしょう注11⁠。

注11)
このデータは金沢旅行の1日目の様子です。というか今まさに初日の宿の中で,晩ごはんとお風呂が終わったあとに書いています。

図9 インポート完了状態

図9 インポート完了状態

レイヤ名も変更しておきましょう。今度は左端のズームボタンの下あたりにあるレイヤアイコンにカーソルを合わせ,ペンアイコンをクリックします。⁠名称」プロパティを適切な名前に変更します。レイヤを追加したい場合も,ここから設定できます。

図10 レイヤプロパティの変更

図10 レイヤプロパティの変更

ついでにマップのタイトルも変更します。これは左上の「名称未定マップ」をクリックし,名称プロパティを設定するだけです。

さらにマップを開いた時の中心座標とズームレベルも設定します。まず最初にマップを開いた時に表示したい状態にしたうえで,画面右端のツールバーにある「地図中心点とズームレベルの保存」アイコンをクリックします。これだけで次回表示からの中心点が変わります。

このままの状態だと地図部分に「openstreetmap.fr」のデータが使われるため,部分的にしか日本語表示されません。そこでツールバーの「タイルレイヤの変更」から「OpenStreetMap」を選択しておくと良いでしょう。

ここまでできたら画面右上の「保存」ボタンを押してデータを保存しましょう。初回保存が完了したら,画面のトップバーに「保存」ボタンと「編集を終了」が表示されるはずです。何か変更をするたびに「保存」ボタンを押しつつ,変更内容を確認したい場合は「編集を終了」で通常の表示状態に戻ります。さらにuMapのトップ画面から「自分のマップ」を表示すると,今作成したばかりのマップがリストアップされています。マップをクリックして表示したうえで,画面右上のペンアイコンをクリックすれば,再び編集画面にできます。あとは編集しつつ「保存」ボタンと「編集を終了」を利用して保存とレビューを繰り替えしていくだけです。

ちなみに作成したマップは自動的に「公開」されます。マップを非公開にしたい場合は,マップの編集画面のツールバーの鍵アイコンである「権限設定とエディタを更新」から「共有状況」を変更のうえで,送信ボタンを押してください。

著者プロフィール

柴田充也(しばたみつや)

Ubuntu Japanese Team Member。数年前にLaunchpad上でStellariumの翻訳をしたことがきっかけで,Ubuntuの翻訳にも関わるようになりました。