Ubuntu Weekly Recipe

第382回 達人になれない人のためのtmux/screenラッパープログラムByobu入門2015

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Fキーベースのショートカットキー

Fキーのショートカット体系は2013年の頃から一部追加されたりしています。あらためて一通り紹介することにしましょう。ちなみにショートカットキーのリストはShift-F1で確認できます。

ここでの「Up,Down,Left,Right」はそれぞれカーソルキーの「↑,↓,←,→」に読み替えてください。また丸括弧の中にtmuxの該当コマンドを記述しておきますので,独自ショートカットを作成する際の参考にしてください。

アプリケーションがここで挙げたショートカットキーを奪ってしまうこともあります。たとえばGNOME端末の場合,編集の「キーボードショートカット」において,⁠メニューのアクセスキーを有効にする」を外したり,ショートカットでかぶっているものを無効化しておかないと,Byobuにキーイベントが渡りません。

F1:ヘルプの表示

F1キーは一般的にアプリケーションのヘルプに割り当てられているため,Byobuでは使用していません。その代わりShift-F1で新しいウィンドウにショートカットキーリストを表示します。

図3 ショートカットキーリストの表示

図3 ショートカットキーリストの表示

F2:ウィンドウ・ペインの作成

F2キーは新規ウィンドウを作成します(new-window⁠⁠。Shift-F2で水平方向に分割(split-window -h⁠⁠,Ctrl-F2で垂直方向に分割(split-window -v)になっています。Ctrl-Shift-F2の場合は,新しいセッションを作成します(new-session⁠⁠。

図4 水平方向と垂直方向の分割

図4 水平方向と垂直方向の分割

F3/F4:ウィンドウ・ペイン間の操作

おそらく最も利用するショートカットが,ウィンドウ・ペイン間の操作でしょう。

F3キーで逆方向にフォーカスウィンドウを移動し(previous-window⁠⁠,F4キーで順方向にフォーカスウィンドウを移動します(next-window⁠⁠。F3/F4キーはそれぞれAlt-Left/Alt-Rightでも代用できます。

Shift-F3/Shift-F4は,ペイン間のフォーカス移動です(select-pane⁠⁠。Shift-Left/Shift-Right/Shift-Up/Shift-Downを使うとより柔軟に移動できます。また,ペイン間の移動時はペイン番号を表示するようになっています(display-panes⁠⁠。

Alt-Up/Alt-Downではセッションを順番に変更します。

Ctrl-F3/Ctrl-F4はペインそのものを移動します(swap-pane⁠⁠。つまり同じウィンドウに表示されているペインの順番を入れ替えるのです。Ctrl-Shift-F3/Ctrl-Shift-F4はウィンドウの番号を入れ替えます(swap-window⁠⁠。現在のウィンドウを特定の番号に変更したい時に便利でしょう。

図5 1つ前の画像からCtrl-F3で移動したペインの状態

図5 1つ前の画像からCtrl-F3で移動したペインの状態

Shift-Alt-Left/Shift-Alt-Right/Shift-Alt-Up/Shift-Alt-Downを使うと,フォーカスが当たっているペインのサイズを変更できます(resize-pane⁠⁠。

著者プロフィール

柴田充也(しばたみつや)

Ubuntu Japanese Team Member。数年前にLaunchpad上でStellariumの翻訳をしたことがきっかけで,Ubuntuの翻訳にも関わるようになりました。