Ubuntu Weekly Recipe

第391回 ConkyでデスクトップPCの情報をモニタリングする

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Rhythmboxで再生中の曲を表示する

Rhythmboxで音楽を再生している時は,そのアルバム名,アーティスト名,トラック名などを表示してみましょう。Rhythmboxが起動している時に限って表示するよう,ここでは「$if_running」を使いました。⁠$if_running」はパラメータに指定された名前のプロセスが存在した場合のみ,⁠$endif」までの内容を表示します。⁠$exec」はパラメータに指定された外部コマンドを実行し,その出力をConky内に表示します。Rhythmboxで再生中の音楽の情報は,⁠rhythmbox-client --print-playing」コマンドで標準出力に表示させることができますので,これをexecするようにしました。

${if_running rhythmbox}$hr
NowPlaying:
 ${exec rhythmbox-client --print-playing --print-playing-format='%at - %aa'}
  ${exec rhythmbox-client --print-playing --print-playing-format='%tn:%tt %te/%td'}
${endif}

図12 Rhythmboxで再生中の曲の情報を表示する

図12 Rhythmboxで再生中の曲の情報を表示する

Conky Manager

Conkyは非常に多機能なシステムモニターですが,設定が面倒だと思う方もいるでしょう。Conky Managerというアプリケーションを使うと,設定済みのConkyをウィジェット感覚でON/OFFすることができます。以下のコマンドを実行して,PPAからconky-managerをインストールしてください。

$ sudo apt-add-repository ppa:teejee2008/ppa
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install conky-manager

Conky Managerを起動すると,画像のようなウィンドウが表示されます。ここで使いたいウィジェットにチェックを入れると,あらかじめ様々な設定がなされたConkyがデスクトップに表示されます。

たとえばCPU Panelウィジェットを有効にすると,CPU全体とコアごとの利用率がグラフで表示されます。これらウィジェットの設定は,~/.conky以下にまとめられています。psコマンドを実行するとわかりますが,ウィジェットの数だけConkyが-cオプション(利用する設定ファイルを指定する)と共に起動されているのです注13⁠。つまりConky Managerの実態は,複数のConkyの起動を管理するためのマネージャーと,プリセット設定の詰め合わせです。またウィジェットのサイズや表示位置,透過設定などもGUIのダイアログから変更可能になっています。Conkyをより便利に使いたいのであれば,一度試してみてもよいのではないでしょうか。標準で用意されているウィジェットもなかなかカッコいいので,設定を自作する際の参考にもなるでしょう。

注13)
ウィジェットを有効にした後で,~/.conky/conky-startup.shを見てみるとよくわかると思います。

図13 Conky Managerの画面

図13 Conky Managerの画面

図14 Conky Managerでいくつかのウィジェットを有効にしてみたデスクトップ。円形の棒グラフはLuaで実装されている

図14 Conky Managerでいくつかのウィジェットを有効にしてみたデスクトップ。円形の棒グラフはLuaで実装されている

著者プロフィール

水野源(みずのはじめ)

Ubuntu Japanese Teamメンバー。理想のフリーデスクトップ環境を求めて東へ西へ……のはずが,気がついたら北の大地で就職していたインフラ寄りのエンジニア。最近レンズ沼にハマる。