Ubuntu Weekly Recipe

第440回 LibreOffice Writerの日本語レイアウト

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ルビ

ルビにも対応しています。ルビを振りたい単語を選択した状態で[書式][ルビ]をクリックし,ルビを入力します図18⁠。⁠配置][中央]にしたほうがいいでしょう。なお,Writerの現在の仕様上これだけだとルビを振った単語が左にずれてしまいます図19⁠。このような場合は[標準スタイル][配置]タブを開き[行の配置][英字下揃え]または[下]に変更します※2図20⁠。

※2
いったんこれはバグとして修正されたのですが,⁠行の配置]が機能しなくなるというリグレッションを起こし,変更が取り消されています。あちらを直せばこちらが壊れる。バグの修正とは難しいものです。

図18 ルビの設定ダイアログ

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図19 ルビを入れると左にずれる

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図20 ⁠行の配列][英字下揃え]あるいは[下]に変更

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行数と文字数の指定とグリッド線

1ページあたりの文字数と行数を指定することもできます。⁠書式][ページ][行数と文字数]タブを開き,⁠行数と文字数指定(グリッド線)]にチェックを入れます。

行数と文字数の指定には若干のコツが必要です。今回は42文字×34行としてみます※3⁠。まずは[1文字の最大サイズ]を小さくしていき,⁠ページ単位の行数][行単位の文字数]が収まりそうなくらいの数値にしていきます。今回設定した[11pt]では,⁠ページ単位の行数][34]行,⁠行単位の文字数][43]文字となります。そこで,行数はこのままで文字数を[42]文字と1文字減らせば設定完了です※4図21⁠ 。

※3
ちなみにこれは電撃文庫大賞の募集要項と同じです。Writerはライトノベルの執筆にも使用できます!
※4
日本語レイアウトに関してはApache OpenOfficeとLibreOfficeの差はあまり多くないのですが,Apache OpenOfficeでは最大文字数と最大行数が表示できないため,LibreOfficeのほうが設定が簡単という違いがあります。

図21 行数と文字数タブを活用する

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[グリッド線を表示する]にチェックを入れると,いわゆる原稿用紙編集となります。⁠グリッド線を印刷する]にすると線が入った状態で印刷できますので,必要に応じて設定してください※5⁠。

※5
学校などに提出するためにどうしても原稿用紙の体裁でないといけないなどの場合以外は,グリッド線は非表示にしておくのがいいのではないかと思います。

図22が行数と文字数を指定した状態です※6⁠。

※6
図22を除いてすべてLibreOffice 5.2を使用しました。本原稿執筆中に縦書きにして行数と文字数を指定すると表示に不具合が出るというバグを発見してしまいました。これは5.2.2でも修正されていないため,図22のみLibreOffice 5.1を使用しました。なお5.2.4で修正されたことを確認しました(2016年12月31日追記⁠⁠。

図22 行数と文字数を指定した

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著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバーで,主として日本語入力関連を担当する。特定非営利活動法人OpenOffice.org日本ユーザー会。LibreOffice日本語チーム。ほか,原稿執筆も少々。