Ubuntu Weekly Recipe

第513回 新しいパッケージの仕組み,Flatpakを使用する

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2.5 分

GUI編

Flatpakは「ソフトウェア」⁠Ubuntuソフトウェア」または「GNOMEソフトウェア⁠⁠)をフロントエンドにすることができますが,必要なパッケージはインストルされていません。よってまずはそれをインストールするところからですが,コマンドラインからのインストールが必須です。次のコマンドを実行してください。

$ sudo apt install gnome-software-plugin-flatpak

一度ログアウトして再ログインします。

WebブラウザーでFlathubを開き,⁠the repository file」をクリックしてリポジトリファイルを「ソフトウェア」に渡します図1⁠。すると「ソフトウェア」が開くので図2⁠,⁠インストール」をクリックします。

図1 Firefoxで「ソフトウェア」に渡す

画像

図2 ⁠インストール」をクリックする

画像

インストールはリポジトリ登録後に「ソフトウェア」で検索すると簡単なので,その方法を紹介します。

「ソフトウェア」を起動し,ヘッダーバーの右にある虫眼鏡の検索アイコンをクリックしてインストールするアプリケーションを検索します図3⁠。Flathubからインストールできる場合は「ソース: dl.flathub.org」と表示されるので,これを目安にしてパッケージを探し,⁠インストール」をクリックします図4⁠。しばらく待つとインストールが完了します。

図3 ⁠Marker」を検索する

画像

図4 ⁠インストール」をクリックする

画像

Ubuntuのテーマと合わせたい場合は「Ambiance GTK theme」もインストールするといいでしょう図5⁠。

図5 Ubuntuのテーマも用意されている

画像

Flatpakパッケージの起動,アップデートと管理

起動

Flatpakパッケージはインストール後,原則としてはメニューに登録されるので,そこから起動するのが最も簡単です図6図7⁠。もちろんコマンドラインからも起動できますが,ちょっと特殊です。

図6 ⁠LibreOffice Writer」「Mozcの設定」の間に「Marker」がある

画像

図7 起動したMarkerでMarkdownファイルを表示した

画像

$ flatpak run com.github.fabiocolacio.marker

Markerでの例ですが,このようにflatpakコマンドの引数で起動するアプリケーションを指定しています。

アップデート

パッケージのアップデートは,コマンドラインの場合は次のコマンドを実行してください。

$ flatpak update

GUIの場合は告知されるので図8⁠,⁠ソフトウェア」を起動し,⁠更新」をクリックしてください図9⁠。

図8 アップデートがある場合,通知が表示される

画像

図9 ⁠ソフトウェア」からアップデートを行う

画像

削除

パッケージの削除は,コマンドラインの場合は次のコマンドを実行してください。

$ flatpak uninstall com.github.fabiocolacio.marker

GUIの場合は「ソフトウェア」を起動し,削除したいパッケージを表示して「削除」をクリックしてください図10⁠。

図10 インストール後は「ソフトウェア」から起動と削除ができる

画像

そのほか

そのほかflatpakコマンドを使用するとさまざま情報を取得できます。例えば現在インストールされているFlatpakパッケージの一覧を表示したい場合は次のコマンドを実行してください。

$ flatpak list

さらなる情報

Flatpakパッケージは最新版のアプリケーションの配信に適していますが,古いバージョンのアプリケーションの延命にも使用できます。その方法は同人誌うぶんちゅ! まがじん ざっぱ〜ん♪ vol7に書きましたので,ご一読いただければと思います。

簡単なSnapパッケージの作り方はUbuntu Monthly Report 第96回(Sowart Design 2018年4月号⁠⁠』で紹介していますので,あわせてご一読いただければ幸いです。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバーで,主として日本語入力関連を担当する。特定非営利活動法人OpenOffice.org日本ユーザー会。LibreOffice日本語チーム。ほか,原稿執筆も少々。