Ubuntu Weekly Recipe

第575回 Barrierでキーボードとマウスを複数のPCから共用する

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クライアントの設定

クライアントでも,まず起動すると表示する言語を選択するウィザードが表示されます図1と同じ⁠⁠。続いてサーバーで使用するかクライアントで使用するかのウィザードに遷移しますので「Client」を選択して「Finish」をクリックします図5⁠。⁠Barrier⁠⁠-⁠Change Settings」をクリックするか,F4キーを押して設定画面を表示します。SSLが有効になっていると通信できないため,⁠Enable SSL」のチェックを外すのはサーバーと同じです図6⁠。メインウィンドウに戻ってきて「Auto config」のチェックを外し,⁠サーバーIP」にサーバーのIPアドレスを入力します図7⁠。最後に「開始」をクリックします。

図5 クライアントを選択する

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図6 図4と同様に「Enable SSL」のチェックを外す

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図7 図3を参考にサーバーのIPアドレスを入力する

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サーバーの設定(後編)

サーバーからクライアントの設定を行う必要がありますので,図3に戻って「サーバーを設定」をクリックします。⁠サーバーの構成」画面が表示されるので,クライアントPCの場所に対して右上のディスプレイをドラッグ&ドロップします。図8ではサーバーの右横にクライアントがある場合の例です。新しく追加したディスプレイは「名前なし」となっているので,これをダブルクリックして「画面の設定」を表示します。図7を参考に,⁠画面の名前」をクライアントに表示されているものに変更します図9⁠。あとは任意に変更して「OK」をクリックします。⁠サーバーの詳細な設定」タブを表示し,⁠Enable drag and drop file transfer」「Enable clipboard sharing」のチェックを外し,⁠OK」をクリックしてください図10⁠。前者はLinuxディストリビューションでは非対応で,後者はマルチバイト文字が文字化けします。最後に「適用」「開始」をクリックします。

図8 右上のディスプレイをマス内にドラッグ&ドロップしてディスプレイの位置を決定する

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図9 ⁠画面の名前」を変更する

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図10 ⁠Enable drag and drop file transfer」「Enable clipboard sharing」のチェックを外す

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うまく接続できないときは

うまく接続できないときは,サーバー・クライアントともに「Barrier⁠⁠-⁠Show Log」またはF2キーでログを表示するといいでしょう。筆者がもっとも苦しめられたログはサーバーに表示される「WARNING: cannot listen for clients: cannot bind address: Address already in use」でしたが,ポートを変えることによって対処しました。もしうまく接続できない場合はポートを24800ではないもの(24801とか)にするといいかもしれません。

トレイアイコンの対応

次回起動以降,システムトレイが使用できないのでウィンドウを閉じるなという旨のダイアログが表示されるようになります図11⁠。それも無茶な相談なので対策を行います。Ubuntu ⁠GNOME Shell)でトレイアイコンを表示したい場合はGNOME Shellの拡張機能であるTopIcons Plusをインストールするといいでしょう。

図11 直訳すると「システムトレイが使用できません。ウィンドウを閉じないでください」というダイアログ

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Ubuntuセミナー in 箕面

来る7月21日に大阪府箕面市でUbuntuセミナー in 箕面を行います。同人サークルteam-zpnによるさまざまな視点でUbuntuを活用する話が聞けます。関西では久しぶりのUbuntu関連オフラインイベントなので,都合がつけばご参加ください。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese TeamとLibreOffice日本語チームのメンバー。LibreOffice,VirtualBox,Joplin,Budgieデスクトップなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。