Ubuntu Weekly Recipe

第643回 Raspberry Pi 4でデスクトップ版Ubuntu 20.10を使用する

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ログイン後

ログイン後,言語で日本語を選択したにもかかわらずメニューが英語になっていることに気づきます。⁠Language Support」を起動すると「言語サポートが完全にはインストールされていません」が表示されるので,⁠インストール」をクリックし図7⁠,しばらく待ちます。ログアウトしてログインするとメニューが日本語になります。

図7 ⁠詳細」をクリックするとパッケージが足りないので日本語メニューが表示されないことがわかる

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このあたりは第624回と比較していかに簡単になったかがわかります。

「設定⁠⁠-⁠このシステムについて」を開くと,⁠プロセッサー」が空欄なのでRaspberry Pi 4で動作していることがわかりにくいですが,⁠グラフィック」「V3D」と表示されており図8⁠,これはBroadcomのグラフィックスドライバーであることがわかります。

図8 Raspberry Pi 4で開いた「このシステムについて」

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USB起動

Raspberry Piシリーズは前からもUSB起動が行えていましたが,なかなかに煩雑でした。しかし,今回からはとても簡単になったので紹介します。

なお,USB起動の方法は(これまで説明してきたことも含めて)マニュアル化されており,原則としてはこれに従って行います※1⁠。

※1
このマニュアルではSSDにも対応していると言及されていますが,今回は試していません。物理的な大きさを考えると,高速ないし耐久性のあるUSBメモリーのほうがいいように思います。

まずはEEPROMのバージョンをチェックします。端末を起動し,次のコマンドを実行してください。

$ sudo vcgencmd bootloader_version

バージョンが「Sep 3 2020 13:11:43」ないしこれより新しい場合は次に進んでください。

もしこのバージョンより古い場合は次のコマンドを実行してください。

$ sudo rpi-eeprom-update -a

EEPROMのバージョンが上がるので,再起動してください。

ようやくEEPROMの設定を変更します。次のコマンドを実行してください。

$ sudo vcgencmd bootloader_config > bootconf.txt
$ sed -i -e '/^BOOT_ORDER=/ s/=.*$/=0xf41/' bootconf.txt
$ rpi-eeprom-config --out pieeprom-new.bin --config bootconf.txt /lib/firmware/raspberrypi/bootloader/critical/pieeprom-2020-09-03.bin
$ sudo rpi-eeprom-update -d -f ./pieeprom-new.bin

完了したら電源を落としてください。

EEPROMの設定変更の前後どちらでもいいのですが,USBメモリーを用意し,⁠Raspberry Pi Imager」で起動イメージを用意します。もちろん「SD CARD」のところでmicroSDカードではなくUSBメモリーを選択します。

終了後USBメモリーをRaspberry Pi 4に接続し,microSDカードを取り外してから電源を入れてください。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamのメンバー。VirtualBoxなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。