Ubuntu Weekly Recipe

第645回 より大きな容量のSSDにデータ移行する

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UEFIブートの場合

コピー元とコピー先それぞれのSSDを接続し,Ubuntu 20.04 LTSのイメージから起動します。なお接続方法については問いません。SATAでもUSBでも結構です。パスが異なりますがNVMe SSDでもいいでしょう。今回は2台ともSATA接続になっています。

GPartedを起動し,もともと使用していたドライブを表示して「View⁠⁠-⁠Device Information」をクリックしてください図10⁠。UEFIブートの場合,デフォルトではブート用のパーティションとシステム用のパーティションの2つあります。

図10 ⁠Partition table」を確認する

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確認するのは「Partition table」で,ここでは「gpt」になっています。新しいSSDでも同じパーティションテーブルにします。新しいSSDに切り替えて,⁠Device⁠⁠-⁠Create Partition Table」をクリックします。するとパーティションテーブルを選択するダイアログが表示されるため,⁠gpt」を選択して「Apply」をクリックしてください図11⁠。このダイアログにも記述されているとおりすべてのデータが消えてしまうため,事前に間違いがないかをよく確認してください。

図11 ⁠gpt」に変更する

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完了後,コピー元に戻り,最初のパーティションを選択して右クリックし,⁠Copy」をクリックします。コピー先を選択し,右クリックして「Paste」をクリックします図12⁠。再びコピー元に戻り,2番目のパーティションを選択して右クリックし,⁠Copy」をクリックします。コピー先を選択し,右クリックして「Paste」をクリックします。その際パーティションを拡大できるので,末尾まで延ばして「Paste」をクリックします図13図14⁠。ツールバーのにある右端のアイコン(緑の✓)をクリックし,ダイアログの「Apply」をクリックしてしばらく待つと,コピーが完了します図15⁠。

図12 ブート用のパーティションなのでのまま「Paste」をクリックする

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図13 システム用のパーティションとしては小さすぎる

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図14 システム用のパーティションは最大まで拡大する

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図15 完了後,このようになる

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ここまでできたらPCの電源を落とし,USBメモリーとコピー元のSSDを取り外し,起動します。

どうやってもブートできない場合

原則としては前述の方法でうまくブートしてくるはずですが,何らかの事情でブートしないこともあります。とはいえブートの修復はとても難しいので途方に暮れてしまいます。そんな場合の強い味方がBoot-Repairです。Boot-Repairは現状を診断し,自動的に適切な方法でブート関連トラブルを修復してくれます。修復できない場合もヒントを出してくれます。

ただしBoot-RepairはUbuntuのライブイメージには収録されておらず,またUbuntuのリポジトリにもないため,PPAからインストールする必要があります。

ライブイメージで端末を起動して次のコマンドを実行してください。

$ sudo add-apt-repository ppa:yannubuntu/boot-repair
$ sudo apt install -y boot-repair

インストール完了後起動し図16⁠,まずは「おすすめの修復」で修復を試みてください。

図16 Boot-Repairの起動直後。⁠おすすめの修復」をクリックする

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著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamのメンバー。VirtualBoxなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。