Ubuntu Weekly Recipe

第679回 LXD上にWindowsをインストールする

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Windowsのインストール

あとはWindowsをインストールしましょう。まずはLXDインスタンスを起動します。

$ lxc start win10 --console=vga

図1 LXDによる起動画面が表示される

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上記の起動画面の表示後すぐくらいに「Press any key to boot from CD or DVD…」のメッセージが表示されます。数秒以内にEnterキーを押さないとインストーラーが立ち上がらないので注意してください。⁠VGAコンソールが立ち上がったら,とりあえずウィンドウにマウスカーソルを合わせて,Enterキーを押す」ということを覚えておけば大丈夫です。うまくいかない場合はlxc stop -f win10してしばらく待ってから,lxc start win10 --console=vgaをやり直しましょう。

図2 Windowsのインストール開始

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図3 ライセンス認証はプロダクトキーを入力するか,⁠プロダクトキーがありません」を選ぶ

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プロダクトキーはあとから入力するほうをおすすめします。これはLXD環境で本当にWindowsが起動して期待通りの動作を行うことを確認できてから,ライセンス認証したほうが確実だからです。うまく動かない場合は,設定を変えたりしてインストールを何度か繰り返す可能性があります。そのたびにライセンス認証するよりは,最後に確実に認証したほうが良いでしょう。

図4 エディションの選択

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ソフトウェアライセンスに同意したあとは,インストールするエディションの選択です。購入したプロダクトキーのエディションに合わせて選択しましょう。

図5 インストールの種類は「カスタム」

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空のストレージに新規にインストールするため「カスタム」を選択します。

図6 ストレージの選択

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ストレージの選択画面では特にこだわりがなければ,単に「次へ」を押すだけです。前項で設定したストレージサイズになっていることは確認しておいてください。

あとはインストール完了をひたすら待ちます。おそらくしばらくすると青い画面で停止することでしょう。これは一度システムが自動的に再起動するためです。そこで青い画面で止まっていたら,リモートデスクトップウィンドウを閉じて,次のコマンドで再接続してください。

$ lxc console win10 --type=vga

再起動後は初回セットアップ画面が表示されます。

図7 地域の選択

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図8 キーボードの選択

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図9 設定する方法はお好みで

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図10 アカウントの追加

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個人で使う場合,アカウントは主にオンラインアカウントとローカルアカウントに大別されます。オンラインアカウントがMicrosoftの各種サービスで使っているアカウントをWindowsでも使う方法で,ローカルアカウント(オフラインアカウント)がそのマシンでのみ有効なアカウントを作成する方法です。

前述したようにオンラインアカウントにしておくとライセンスの再認証が楽になるという利点があるため,特別な理由がない限りはオンラインアカウントをおすすめします。ローカルアカウントを使いたい場合は,上記の「オフラインアカウント」を選択してください。この先,⁠オンラインアカウント便利ですよ?」みたいなアピールが何度か表示されますので,隅っこにある選択肢をひたすらサーチ&プッシュし続けることでようやくローカルアカウントを作成できます※3⁠。

※3
さらにローカルアカウントは秘密の質問とその回答を3種類ほど作成しなければなりません。

図11 PINの設定

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オンラインアカウントの場合はPINの設定が必須のようです。よってPINも設定します。なお顔認証・指紋認証を使いたい場合は,きちんと関連デバイスがゲストから使えるようにLXD側で設定しないといけません。

図12 デバイスとプライバシーの設定

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ここから先はWindowsのサービスに関する諸々の設定になります。各自で環境に合わせて自由に設定すれば良いでしょう。

図13 初回ログイン時はログイン後も時間がかかる

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設定が完了すると自動的にログインします。さらにデバイスの認識等も走るため,ログイン後もしばらくいろいろな通知が表示されるはずです。ただし全く使えなくなるわけではないため,変更して動作確認をすると良いでしょう。

図14 デバイスマネージャーの様子

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著者プロフィール

柴田充也(しばたみつや)

Ubuntu Japanese Team Member株式会社 創夢所属。数年前にLaunchpad上でStellariumの翻訳をしたことがきっかけで,Ubuntuの翻訳にも関わるようになりました。