Ubuntu Weekly Recipe

第685回 音楽プレイヤーRhythmboxのさまざまな機能

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プラグイン

Rhythmboxの機能の多くはプラグインで提供されています。多数のプラグインがインストールされており,ものによってはデフォルトで有効になっているものもあれば無効になっているものもあります。そのうちのいくつかを紹介していきます。プラグインは「設定⁠⁠-⁠プラグイン」で確認できます図16⁠。

図16 ⁠プラグイン」タブ

図16

Alternative Toolbar

チェックを外すとRhythmbox本来のツールバーを表示します図17⁠。図1と比較してみるとよく似ていることがわかります。また選択すると「設定」が有効になり,細かな設定変更を行えます。

図17 Rhythmboxの大きなツールバー

図17

DAAP楽曲共有

Rhythmboxに登録されている楽曲をDAAPで共有できます。設定の「お気に入りの楽曲を共有する」にチェックを入れると,⁠ややわかりにくいのですが)Rhythmboxに登録されているすべての楽曲とプレイリストを共有します図18⁠。すなわちデフォルトではプラグインは有効になっているものの共有は有効になっていません。

図18 DAAPで共有する場合は「お気に入りの楽曲を共有する」にチェックを入れる

図18

当然のことながらRhythmboxを起動していないと共有されないため,どの程度使用機会があるのかは難しいところです。共有したい場合はforked-daapdやその後継(名称変更)OwnToneを使用するほうがいいでしょう。

Last.fm

Last.fmLibre.fmに再生した音源のデータを送信します。共に自分が聴いた曲の統計を見ることができるサービスです。

もちろん両者にアカウントを作成し,Rhythmboxからログインする必要があります。

そのようなサービスに価値を感じたらデータを送信するといいでしょう。

ListenBrainz

ListenBrainzはLast.fmやLibre.fmと同様のサービスです。こちらはユーザーのトークンを登録するタイプです。

カバーアート検索

聴いている楽曲のカバーアートを自動取得し,表示します。楽曲に埋め込むこともできます。ただAlternative Toolbarでは表示欄が小さくて見づらいので,通常の大きなツールバーに戻すのもいいかもしれません。図8と図17を再確認すると,ジャケット写真が表示されていることに気づきます。

楽曲の歌詞

楽曲の歌詞を取得し,表示します。⁠設定」「検索エンジン」は両方にチェックを入れてください図19⁠。

図19 検索エンジンにチェックを入れる

図19

少し試したところでは,邦楽の歌詞は表示されませんでしたが,洋楽は表示されるものが多かったです。歌詞は「プロパティ」「歌詞」タブに表示されます図20⁠。

図20 歌詞が表示された。なお念のため歌詞にはモザイクを入れている

図20

UbuntuとDAC

最後はRhythmboxとは全く関係ない余談ですが,楽曲はデジタルデータですが音はアナログなので,どこかの段階でデジタルをアナログに変換する必要があります。これはDAC(デジタルアナログ変換)で処理します。もちろんDACの性能によって出力される音のクオリティは左右されます。

LinuxカーネルはUSB Audio Class 2.0に対応しているため,これに対応したUSB DACであればUbuntuで認識します。ちなみに筆者はifi ZEN DACを使用しています。

ヘッドフォンやスピーカーももちろん重要なコンポーネントで,筆者はK702を使用しています。

とても素晴らしい組み合わせだと思うので,若干出費はかさみますが参考にしてUbuntuでの再生環境をアップグレードしてみてください。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamのメンバー。VirtualBoxなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。