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第708回 GUIでネットワーク設定を行う

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VPN

VPNの設定も簡単に行なえます。Network ManagerはVPNクライアント機能をプラグインで追加でき,対応している方式もさまざまです。今回は代表的なOpenVPNとL2TP/IPsecについて説明します。

OpenVPN

OpenVPN用プラグインはあらかじめインストールされているため,⁠ネットワーク」「VPN」にある「+」をクリックして設定を追加します。

「OpenVPN」⁠PPTP」⁠ファイルからインポート」の選択肢があります※5図9⁠。もちろん「OpenVPN」をクリックします。

※5
PPTPにも対応していることがわかりますが,現在となってはセキュアなVPNとはいえないため使用しないほうがいいでしょう。

図9 ⁠OpenVPN」をクリックする<

図9

あとはOpenVPNの接続に必要な設定を入力していきます図10⁠。⁠詳細」をクリックすると,接続に必要な追加設定が行なえます図11⁠。

図10 OpenSSLの設定画面

図10

図11 OpenSSLの詳細画面

図11

OpenVPNだけではないのですが,パスワードの扱いはやや特殊で,⁠Store the password only for this user」⁠Store the password for all user」⁠Ask for this password every time」⁠The password is not required」から選択します図12⁠。通常は最初のもの(このユーザーだけパスワードを保存)を選択すればいいでしょうが,状況によっては異なるものを選択したほうがいいこともあるかもしれません。

図12 パスワードの扱いはやや特殊なので注意する

図12

OpenVPN接続に必要な設定は,拡張子が「ovpn」形式でまとめられていることもあります。このファイルがある場合は「ファイルからインポート」をクリックし,⁠ovpn」形式のテキストファイルを選択すると,必要な設定が展開されます。あとはユーザー名とパスワードだけを入力すれば,OpenVPNサーバーに接続できるようになります。

L2TP/IPsec

L2TP/IPsecに関しては第498回でも紹介しましたが,少し簡単になったのであらためて紹介します。

L2TP/IPsec用プラグインはインストールされていないため,端末からnetwork-manager-l2tp-gnomeパッケージをインストールしてください。

すると「VPNを追加」「L2TP」が追加されますので,これをクリックして設定します図13⁠。L2TP/IPsecは事前共有鍵(Pre-shared key)の入力が必須ですが,⁠IPsec Settings」で設定しますので忘れずにおこなってください図14⁠。

図13 ⁠Layer 2 Tunneling Protocol (L2TP)」が追加されたのでこれをクリックする

図13

図14 事前共有鍵の設定を忘れない

図14

「PPP Settings」では追加の設定ができます。サーバーが対応している場合,よりセキュアな接続方法に変更するのがいいでしょう。場合によってはMTUやMRUを変更すると転送速度が向上することもあります。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamのメンバー。VirtualBoxなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。