イラストでわかる! Blenderの基礎知識 ~モデリング編~

Blenderを使ったモデリングの流れと、モデリングで使う2つのモードを見てみよう!

本連載はBlenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介していくものです。第3回目は簡単なモデルを作る流れと、モデリングをするときに使うモードについて説明していきます。

連載タイトルに「モデリング編」とあるように、この連載ではモデリングで使う機能について説明していきます。といっても、いきなり機能だけを説明されても中々使いどころが想像しにくいと思いますので、簡単なモデルを例に挙げて説明します。また、機能に絞って紹介していきたいので、⁠モデリングの流れを見た後に、モデリングで使った機能について詳しく説明していく」といった流れで進めていくこうと思っています。

※Blender内で使われている用語については、日本語訳されたもので説明しています。

モデリングの流れ

さっそく今回例に挙げるモデルを見ていきましょう。今回例に挙げるモデルは「ペットボトル」です。実際の作例はこんな感じです。

今回のモデリングでは、円柱に手を加えてペットボトルの形にしていきます。大まかな流れは次のイラストのようになっています。

実際にモデリングしている模様が以下の動画です。もし「どんな操作をしているのかみたい!」という方はぜひ確認してみてください。

次回以降、このペットボトルを作るにあたって使うそれぞれの機能について、詳しく紹介していきます。今回は、モデリングをする際に必ず使うモード2種類について説明します。

オブジェクトモードと編集モード

Blenderを使ってモデリングをするとき、⁠オブジェクトモード」「編集モード」という2つのモードを切り替えて制作していくことになります。モードはTabキー」を押すことで、各モードを切り替えることができます。

見た目の違いとしては、⁠オブジェクトモード」だとオブジェクトの外観を見ている形に、⁠編集モード」だとオブジェクトを構成している頂点や辺などを見ている形になります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

オブジェクトモード

オブジェクトモードでは、オブジェクトの追加や複数あるオブジェクトをまとめて移動したり、回転したりなどができます。このモードは、ファイルの新規作成をしたときに設定されている標準のモードになっています。

編集モード

編集モードでは、オブジェクトのメッシュを変形させるときに使います。例えば、面を増やしたり、頂点を動かしたりなどの操作ができます。つまり、モデリングをする際は、編集モードを使うということですね。

別のオブジェクトを変形させたい場合は、一度オブジェクトモードに戻ってから対象のオブジェクトを選択し、再度、編集モードに切り替える必要があります。

「編集モード」は名前のとおり、オブジェクトを編集するためのモード!と、なんとなく理解していれば問題ないはずです。

この2つのモードで共通の操作としては、オブジェクトの「移動」「拡大・縮小⁠⁠、⁠回転」などが挙げられます。しかし一見同じ操作、同じ見た目でも実際は同じではなかったりするのです……。⁠どういうこと!?」と思いますよね。これについては、次回以降の機能紹介とあわせて解説したほうがわかりやすいので、今回説明は省きます。

さて、次回以降はモデリングをする際に必須の超基本的な機能などを紹介していく予定です。⁠なんでこうなるのか」⁠これをするとどうなるのか」という点を意識しながら説明していきます。

次回もよろしくお願いします!

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