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二番煎じか? Google Pixel Foldを掘り下げてみる

今回は、Pixel Tabletに続き「Google Pixel Fold」の詳細に迫っていきます。

これもGoogle I/O 2023で発表されたハードウェアで、国内では6月20日からの予約開始、価格は25万3,000円です。Googleストアで購入すると、次回以降に使える 5万2,000円分のストアクレジットがプレゼントされます。

Google Pixel Fold 折りたたみスマートフォン - Google ストア

Google Pixel Fold

スペックをおさらい

まずは、スペックをおさらいしておきます。

SoCはTensor G2、メモリは12Gバイト(LPDDR5⁠⁠、ストレージは256Gバイト(UFS3.1)です。

ディスプレイは、内側が7.6インチ(2,208×1,840⁠⁠、380PPI、アスペクト比6:5、外側が5.8インチ(2,092×1,080⁠⁠、480PPI、アスペクト比17.4:9です。ともにOLEDです。

サイズは、折りたたんだ状態で、139.7ミリ(高さ)×79.5ミリ(幅)×12.1ミリ(厚さ⁠⁠、広げた状態で139.7ミリ(高さ)×158.7ミリ(幅)×5.8ミリ(厚さ)です。重さは283gです。バッテリ容量は4,821mAh、30W出力の充電器を使うと急速充電が可能です。

接続性能は、WiFi 6E、Bluetooth 5.2、UWB、NFCに対応します。

nanoSIMとeSIMに対応で、5Gはミリ波に対応し、対応バンドはn257、n258、n260、n261となっています。FeliCaにも対応します。他、IPX8の防水性能も備えています。

スペックに関しては申し分なく、これ以上望むものは何かあるのか?というほどの仕上がりです。

ディスプレイは横折り、広げると正方形に近い

折りたたみスマホには、Pixel Foldのようにディスプレイが横折りの端末と、Galaxy Z Flipのようにディスプレイが縦折りの端末が存在します。また、ディスプレイを内側に折りたたむ端末と、外側に折りたたむ端末が存在しますが、Pixel Foldは内側に折りたたむ端末です。

ディスプレイは、広げた状態で横幅が158.7mmでサイズは7.6インチ、デスプレイを閉じた状態だと横幅が79.5mmで外側に5.8インチのディスプレイがあります。

筆者は、初代Galaxy Foldを使っていました。これもディスプレイを開くと7.3インチのサイズで、購入当初はタブレットとしても使えることを期待していました。しかし、使ってみると、ディスプレイが大きくなったスマホの使用感で、タブレットのような感覚では使えませんでした。とは言え、スマホよりも大きなディスプレイの効果は絶大で、ウェブページの閲覧や電子書籍の読書は、スマホの使用感を凌駕することが多く、スマホでもなくタブレットでもない、中間的なもので他では得られない体験でした。

独自性をどれだけ持っているのか?

カメラバーに外側のカメラが埋め込まれ、本体カラーはPixel Tabletと同じ「Obsidian」「Porcelain」の2色、本体フレームはエッジがなく角丸です。このように、Pixelシリーズとの共通性を確認できる要素が随所にちりばめられており、巧みにデザインされていることが分かります。リンゴマークのトレンドに右へならへの端末が多い中で、Pixelシリーズは独自の世界観を持っているところは評価できます。

大画面へのOSの最適化は、Android 12から続けられており、晩夏には登場するAndroid 14ではこれがさらに進みます。この最適化は、10インチクラスのディスプレイではなく、Pixel Foldのような7インチクラスのディスプレイが想定されている印象を受けるので、もしかすると、Pixel Foldは最高の体験が得られるかもしれません。

正直なところ、先行するGalaxy Z Fold4と比較して大差ないので、筆者は、他の折りたたみ端末と同様に二番煎じの認識でいました。

ディスプレイを広げたときのPixel Foldは、タブレットを横向きにしたときと近いアスペクト比です。スマホのディスプレイは、表示装置と入力装置を兼ねており使用感に大きく影響する要素です。スマホを大型化したような使い勝手のGalaxy Z Foldとは違い、広げればタブレット、閉じればスマホの使用感の可能性があります。となれば、二番煎じとは言わせない、仕上がりの可能性は十分にあります。

今週は、このあたりで、また来週。

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