FTPクライアントソフトを設定しよう

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FTPクライアントソフト「FileZilla」のダウンロードから設定までを解説しています。9章のlesson.03「ファイルをアップロードしよう」の補足情報としてご利用ください。

実際にデータをアップロードしてウェブサイトを公開するためには、前もってウェブサーバを準備しておく必要があります。
ウェブサーバのレンタル業者の多くはお試し期間を設けているので、「FileZilla」を設定する前に、まずは仮申し込みを済ませておきましょう。

9章でご紹介した個人向けレンタルサーバサービスの「ロリポップ!」も、10日間のお試し期間を設けています。

FileZillaの最新版をダウンロードする

FileZillaの公式サイトにアクセスしてください。「Download FileZilla Client」ボタンをクリックしてダウンロードページに遷移し、ダウンロードページの「Download FileZilla Client」ボタンをクリックすると、ダウンロードが始まります。

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もし広告が表示されたら、「Skip」をクリックして先に進みましょう。

インストーラーを起動する

「ダウンロード」フォルダの中に保存されたexeファイルのアイコンをダブルクリックして、インストーラーを起動します。

Macの場合は、まずzipファイルのアイコンをダブルクリックして、ファイルを解凍してください。生成された「FileZilla-Installer.app」をダブルクリックすると、インストーラーを起動できます。

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[ユーザー アカウント制御]画面が表示されたら、[はい]をクリックしてください。

ライセンスを確認する

ライセンスの同意書が表示されるので、確認の上[I Agree]をクリックします。

Macの場合は、この作業でインストールは完了です。「9. 設定用の情報を手元に用意する」から先に進んでください。

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[Optional Offer]画面が表示されたら、「No, don't protect me」にチェックを入れて[Next >]をクリックします。

利用するユーザーを選択する

1台のパソコンを複数人で利用している場合に、FileZillaを使用するのが自分だけなのか、他のユーザーも使用するのかを選択します。
自分だけが使用する場合は「Only for me (ユーザー名)」、それ以外の場合には「Anyone who uses this computer (all users)」を選択し、[Next >]をクリックします。

コンポーネントを選択する

アプリケーション本体とともにインストールされるコンポーネントの選択画面が表示されるので、「Desktop Icon」にチェックを入れ、[Next>]をクリックします。

インストール先を選択する

インストール先フォルダーの指定画面が表示されるので、確認の上[Next >]をクリックします。

インストールを開始する

スタートメニューのフォルダ選択画面が表示されるので、確認の上[Install]をクリックします。

インストールを終了する

[Finish]をクリックします。

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「FileZillaにようこそ」の画面が表示されたら、[OK]をクリックします。

設定用の情報を手元に用意する

ここから先は、レンタルサービス提供元から支給される情報が必要です。支給されたファイル転送((S)FTP)に関する情報が書かれている資料を見ながら、FTPクライアントソフトを設定していきましょう。

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ロリポップ!をお使いの場合は、、「ユーザー専用ページ」で各情報を確認できます。
申込時に申請したパスワードを使って「ユーザー専用ページ」にログインし、左のナビゲーションメニューから「アカウント情報」ページを開いておいてください。

サイトマネージャーを開く

FileZillaを起動して[ファイル]メニュー→[サイト マネージャ...]の順にクリックします。

サイトを登録する

「サイト マネージャ」ダイアログボックスの[新しいサイト]ボタンをクリックします。

サイトの名前を入力する

任意の名前を入力します。実際にはどんな名前でもかまいませんが、今回は「67Green」と入力します。

ホストの情報を入力する

ホスト欄にサーバのアドレスを入力します。資料の中にFTPサーバ、またはFTPS(SFTP)サーバといった項目で記されているはずですが、もしFTPとFTPS(SFTP)の両方が書かれていたら、FTPS(SFTP)を優先してください。

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ロリポップ!をお使いの場合は、「アカウント情報」ページ中央の「サーバー情報」欄に記載されている「FTPSサーバー」の情報(*****.lolipop.jp)を書き写しましょう。

プロトコルを選択する

「ホスト」欄にFTPサーバのアドレスを入力した場合は「FTP - ファイル転送プロトコル」を選択します。

FTPSサーバのアドレスを入力した場合は「FTP - ファイル転送プロトコル」を選択した上で、「暗号化」欄にて「使用可能なら明示的なFTP over TLSを使用」を選択します。
SFTPサーバのアドレスを入力した場合には「SFTP - SSH File Transfer Protocol」を選択してください。

ログオンの種類を選択する

ログオンの種類は、初期状態では「匿名」になっているので、「通常」に変更します。

ユーザとパスワードを入力する

資料の中に「ユーザーID」または「アカウント」といった項目で記されている情報を「ユーザ」欄に、さらにパスワードを「パスワード」欄に入力します。

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ロリポップ!をお使いの場合は、「FTP・WebDAVアカウント」がユーザー名、「FTP・WebDAVパスワード」がパスワードにあたります。

設定を終了する

「接続」ボタンをクリックします。

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接続に失敗した場合は、「13. ホストの情報を入力する」から操作をやり直します。

ウェブサーバに接続する

情報が正しく入力されていれば、ウェブサーバに接続されて「リモート サイト:」欄にウェブサーバ上のファイル構成が表示されます。また、ステータス欄に「状態: ディレクトリ一覧の表示成功 "/"」が表示されます。

アップロード先の内容を表示する

画面左の「ローカルサイト:」欄と、画面右の「リモートサイト:」欄にそれぞれ、これからアップロードするファイルとデータをアップロードする先のフォルダーを指定します。
ここでは、「ローカルサイト:」欄にデスクトップの「67Green」フォルダーを指定します。

ファイルとフォルダーを選択する

「ローカルサイト:」欄に表示されているファイルやフォルダーのうち、アップロードするものを選択します。Ctrlキー(Macの場合はcommandキー)を押しながらクリックすると、一度に複数のファイルやフォルダーを選択できます。
ここでは「index.html」「item.html」「map.html」「style.css」「image」を選択します。

アップロードする

アップロードするファイルとフォルダーがもれなく選択できたら、選択したファイル上で右クリックしてコンテキストメニューを表示し、「アップロード」をクリックします。

アップロード状況を確認する

画面右の「リモートサイト:」欄に、アップロードしたファイルがすべて表示されていることを確認します。

FileZillaを終了する

FileZilla の[閉じる]ボタンをクリックし、FileZilla を終了します。

ブラウザで確認する

ウェブブラウザを起動して、アドレスバーにウェブサイトのアドレス(URL)を入力し、Enterキーを押します。ウェブサイトのデータが正しくアップロードされていれば、ウェブページが表示されます。

もし画像が表示されないなどの不具合がある場合には、もう一度FTPクライアントソフトを起動して、足りないファイルをアップロードしましょう。

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ロリポップ!をお使いの場合は、「アカウント情報」ページの「アカウント情報」欄に記載されている「サイトアドレス」の情報を、アドレスバーに入力しましょう。