『デザインの学校 これからはじめる HTML&CSSの本
[改訂第3版]』のサポートページです。
FTPクライアントソフト「FileZilla」のダウンロードから設定までを解説しています。9章のlesson.03「ファイルをアップロードしよう」の補足情報としてご利用ください。
実際にデータをアップロードしてウェブサイトを公開するためには、前もってウェブサーバを準備しておく必要があります。
ウェブサーバのレンタル業者の多くはお試し期間を設けているので、「FileZilla」を設定する前に、まずは仮申し込みを済ませておきましょう。
FileZillaの公式サイトにアクセスしてください。「Download FileZilla Client」ボタン(赤枠内)をクリックしてダウンロードページに遷移し、ダウンロードページの「Download FileZilla Client」ボタンをクリックすると、ダウンロードが始まります。
エディション選択画面が表示されたら、「FileZilla (Free)」のダウンロードボタンをクリックしてください。
「ダウンロード」フォルダの中に保存されたexeファイルのアイコンをダブルクリックして、インストーラーを起動します。
Macの場合は、ダウンロードしたファイルのアイコンをダブルクリックして、ファイルを解凍してください。生成された「FileZilla.app」をダブルクリックするとアプリケーションが起動します。
Macの場合は、この作業でインストールは完了です。必要に応じて「FileZilla.app」を「アプリケーション」フォルダなどに移動した上で、「9. 設定用の情報を手元に用意する」から先に進んでください。
[ユーザー アカウント制御]画面が表示されたら、[はい]をクリックしてください。
ライセンスの同意書が表示されるので、確認の上[I Agree](赤枠内)をクリックします。
Macの場合は、この作業でインストールは完了です。「設定用の情報を手元に用意する」から先に進んでください。
[Optional Offer]画面が表示されたら、「Decline」にチェックを入れて[Next >]をクリックします。
1台のパソコンを複数人で利用している場合に、FileZillaを使用するのが自分だけなのか、他のユーザーも使用するのかを選択します。
自分だけが使用する場合は「Only for me (ユーザー名)」、それ以外の場合には「Anyone who uses this computer (all users)」を選択(赤枠内)し、[Next >](緑枠内)をクリックします。
アプリケーション本体とともにインストールされるコンポーネントの選択画面が表示されるので、ショートカットアイコンを表示したい場合には「Desktop Icon」にチェックを入れ(赤枠内)、[Next>]をクリックします。
インストール先フォルダーの指定画面が表示されるので、確認の上[Next >]をクリックします。
スタートメニューのフォルダ選択画面が表示されるので、確認の上[Install](赤枠内)をクリックします。
[Finish]をクリックします。
「FileZillaにようこそ」の画面が表示されたら、[OK]をクリックします。
ここから先は、レンタルサーバのサービス提供元から支給される情報が必要です。支給された資料を見ながら、FTPクライアントソフトを設定していきましょう。
FileZillaを起動して[ファイル]メニュー→[サイト マネージャ...]の順にクリックします。
「サイト マネージャ」ダイアログボックスの[新しいサイト](赤枠内)をクリックします。
任意の名前を入力します。実際にはどんな名前でもかまいませんが、今回は仮に「67Flower」と入力します。
ホスト欄にサーバのアドレスを入力します(赤枠内)。
資料の中にFTPサーバ、またはFTPS(SFTP)サーバといった項目で記されているはずですが、もしFTPとFTPS(SFTP)の両方が書かれていたら、FTPS(SFTP)を優先してください。
「ホスト」欄にFTPサーバのアドレスを入力した場合は「FTP - ファイル転送プロトコル」を選択します(赤枠内)。SFTPサーバのアドレスを入力した場合には「SFTP - SSH File Transfer Protocol」を選択してください。
利用しているレンタルサービスによっては、「ポート」などの設定が必要な場合があります。資料をよく確認して、もれなく設定しましょう。
資料の中に「ユーザーID」または「アカウント」といった項目で記されている情報を「ユーザ」欄に、さらにパスワードを「パスワード」欄に入力します(赤枠内)。
[接続](赤枠内)をクリックします。
接続に失敗した場合は、「ホストの情報を入力する」から操作をやり直します。
情報が正しく入力されていれば、ウェブサーバに接続されて「リモート サイト:」欄にウェブサーバ上のファイル構成が表示されます。また、ステータス欄に「状態: ディレクトリ リストの表示成功」が表示されます(赤枠内)。
画面左の「ローカルサイト:」欄と、画面右の「リモートサイト:」欄にそれぞれ、これからアップロードするファイルとデータをアップロードする先のフォルダーを指定します。
ここでは、「ローカルサイト:」欄にデスクトップの「67Flower」フォルダーを指定します(赤枠内)。
「ローカルサイト:」欄に表示されているファイルやフォルダーのうち、アップロードするものを選択します。Ctrlキー(Macの場合はcommandキー)を押しながらクリックすると、一度に複数のファイルやフォルダーを選択できます。
ここでは「index.html」「item.html」「price.html」「style.css」「image」を選択します。
アップロードするファイルとフォルダーがもれなく選択できたら、選択したファイル上で右クリックしてコンテキストメニューを表示し、「アップロード」(赤枠内)を選択します。
画面右の「リモートサイト:」欄に、アップロードしたファイルがすべて表示されていることを確認します(赤枠内)。
FileZilla の画面右上にある[閉じる]をクリックし、FileZilla を終了します。
ウェブブラウザを起動して、アドレスバーにウェブサイトのアドレス(URL)を入力し、Enterキーを押します。ウェブサイトのデータが正しくアップロードされていれば、ウェブページが表示されます。
もし画像が表示されないなどの不具合がある場合には、もう一度FTPクライアントソフトを起動して、足りないファイルをアップロードしましょう。