ヘルシンキの朝、カフェの扉を開けるとシナモンの甘い香りが迎えてくれる。フィンランドの定番シナモンロール「コルヴァプースティ」は、朝ごはんとしても人気だ。ふんわりとした生地にシナモンをたっぷり巻き込み、表面には大粒のパールシュガーが散らされている。シンプルながら、心を温める優しい甘さが特徴だ。
フィンランドのホテルで迎えた朝、静かなダイニングに足を運ぶと、シンプルで美しい朝食が目に飛び込んできた。クロワッサンとウィンナーがメインのプレート。クロワッサンは外がパリッと香ばしく、中はふんわりとしていて、バターの風味が広がる。横には、ジューシーなウィンナーがそのままの姿で添えられ、温かいコーヒーとともに食べると、寒さを忘れるほどの満足感に包まれた。