PICで楽しむ USB機器自作のすすめ

[表紙]PICで楽しむ USB機器自作のすすめ

紙版発売

B5変形判/304ページ/CD1枚

定価2,948円(本体2,680円+税10%)

ISBN 4-7741-2715-9

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書籍の概要

この本の概要

これまで,プラグ&プレイの処理などがハードルとなっていたUSB機器の自作。USB2.0対応のPIC18Fマイコンを使えば,USB規格の詳細を知らなくてもUSB通信ができるようになります。

本書では,USB2.0対応PICを使ったデバイス&アプリ制作の方法を詳しく解説しています。

こんな方におすすめ

  • USB2.0で高速に通信するデバイスを作りたい方
  • プラグ&プレイの処理やデバイスドライバで悩みたくない方
  • PICとUSBを協調させたい方
  • PICと電子工作、プログラミングの知識はお持ちの方

目次

第1章 USBの概要

  • 1-1 USBとは
    • 1-1-1 USBの規格と速度
    • 1-1-2 USBのシステム構成
  • 1-2 USB通信の概要
    • 1-2-1 USB通信の階層構造
    • 1-2-2 パイプとエンドポイント
    • 1-2-3 USBの転送モードの種類と設定
  • 1-3 USBコネクタを接続すると何が起きるか
    • 1-3-1 USB用コネクタ
    • 1-3-2 プラグ&プレイ(Enumeration)
    • 1-3-3 ベンダIDとプロダクトID
    • 1-3-4 デバイスリクエストの詳細

第2章 USB2.0対応PICマイコンの概要

  • 2-1 USB2.0対応PICの種類
  • 2-2 内蔵USBモジュールの構成
  • 2-3 USB用バッファの動作
    • 2-3-1 バッファデスクリプタテーブル(BDT)
  • 2-4 USBモジュール制御用SFRの使い方
    • 2-4-1 基本の動作モード設定(UCON,UCFG)
    • 2-4-2 USBモジュールのエンドポイントの設定(UEPn)
    • 2-4-3 転送ステータスのUSTAT
  • 2-5 割り込み
    • 2-5-1 割り込み制御ブロック
    • 2-5-2 USB割り込み制御用SFR
  • 2-6 ハードウェア設計方法
    • 2-6-1 USBバスとの接続方法
    • 2-6-2 電源供給方法
    • 2-6-3 クロック回路

第3章 USBフレームワーク

  • 3-1 開発ツールとUSBフレームワーク
    • 3-1-1 開発ツールの概要
    • 3-1-2 MPLAB C18コンパイラ概要
  • 3-2 USBフレームワーク
    • 3-2-1 フレームワークの構成と機能
    • 3-2-2 USBフレームワークの機能と動作
  • 3-3 提供クラスの概要
    • 3-3-1 HIDクラス
    • 3-3-2 CDCクラス
    • 3-3-3 ブートローダークラス
    • 3-3-4 汎用USBクラス(Genericクラス)
    • 3-3-5 マスストレージクラス(Mass Storageクラス)
  • 3-4 USBフレームワークの使い方
    • 3-4-1 USBコンフィギュレーションの指定
    • 3-4-2 デスクリプタの設定

第4章 CDCクラスの使い方

  • 4-1 CDCクラスの概要と構成
  • 4-2 汎用入出力ユニットの概要
    • 4-2-1 汎用入出力ユニットの構成
  • 4-3 PIC側プログラムの作り方
    • 4-3-1 CDCクラスで提供される関数
    • 4-3-2 実際のPICアプリケーション例
    • 4-3-3 USBフレームワークのファイル修正
    • 4-3-4 ユーザーアプリケーション部詳細
    • 4-3-5 プログラムコンパイルの仕方
  • 4-4 パソコン側のプログラムの作り方
    • 4-4-1 パソコンに接続するには
    • 4-4-2 Windows APIの使い方
    • 4-4-3 実際のアプリケーションの作り方

第5章 汎用USBクラスの使い方

  • 5-1 汎用USBクラスの概要と構成
  • 5-2 PIC側プログラムの作り方
    • 5-2-1 汎用USBクラスで提供される関数
    • 5-2-2 実際のアプリケーション例
    • 5-2-3 USBフレームワークのファイル修正
    • 5-2-4 ユーザーアプリケーション部詳細
  • 5-3 パソコン側プログラムの作り方
    • 5-3-1 デバイスドライバのインストールとデバイスの接続
    • 5-3-2 汎用USBドライバDLLの使い方
    • 5-3-3 実際のアプリケーションの作り方
    • 5-3-4 USB通信のモニタ
  • 5-4 柏野氏作汎用USBドライバの使い方
    • 5-4-1 汎用USBドライバの概要
    • 5-4-2 汎用USBドライバのインストール
    • 5-4-3 汎用USBドライバの使い方
  • 5-5 複数インターフェースの構成の仕方
    • 5-5-1 構成の内容
    • 5-5-2 構成変更のためのUSBフレームワークの追加修正
    • 5-5-3 ユーザーアプリケーション部の修正
  • 5-6 汎用USBドライバを使ったアプリケーションの作り方

第6章 実際の製作例

  • 6-1 USB接続周波数カウンタの製作
    • 6-1-1 全体構成と動作
    • 6-1-2 回路設計と組み立て
    • 6-1-3 周波数カウンタのプログラム製作
    • 6-1-4 パソコン側プログラム
  • 6-2 USBイルミネーションの製作
    • 6-2-1 全体構成
    • 6-2-2 回路設計と使用部品
    • 6-2-3 ハードウェア組み立て
    • 6-2-4 イルミネーションのプログラム製作
    • 6-2-5 パソコン側プログラム
  • 6-3 USB接続低周波発振器の製作
    • 6-3-1 全体構成と機能
    • 6-3-2 DDS AD9834の使い方
    • 6-3-3 ロータリエンコーダの使い方
    • 6-3-4 回路設計と使用部品
    • 6-3-5 ハードウェア組み立て
    • 6-3-6 低周波発振器のプログラム製作
    • 6-3-7 出力データ評価
    • 6-3-8 パソコン側プログラム
  • 6-4 USB接続データロガーの製作
    • 6-4-1 全体構成と機能
    • 6-4-2 回路設計と組み立て
    • 6-4-3 データロガーのプログラム製作
    • 6-4-4 パソコン側プログラム
  • 6-5 USBオシロスコープの製作
    • 6-5-1 全体構想と機能
    • 6-5-2 回路設計と組み立て
    • 6-5-3 USBオシロスコープのプログラム製作
    • 6-5-4 パソコン側プログラム

  • 参考文献
  • 部品の入手先

著者プロフィール

後閑哲也(ごかんてつや)

1947年生まれ。子供のころに電子工作に魅了され,大学,仕事とすべて電子の世界を歩む。この子供のころからの電子工作の趣味の世界と,仕事としているコンピュータの世界を融合した遊びの世界をホームページや書籍で紹介し続けている。