ファーストブックシリーズ飛行機がわかる

[表紙]飛行機がわかる

紙版発売

A5判/276ページ

定価1,958円(本体1,780円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3203-7

ただいま弊社在庫はございません。

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

書籍の概要

この本の概要

飛行機はなぜ飛ぶのかという原理から,機体のメカニズムや装備,操縦方法までを解説する飛行機の入門書。飛行機のしくみをパイロットである著者が操縦者の経験から解説,「飛行の基本」と「操縦の基本」が詳しくわかる。

その他,飛行場や運航のしくみも図解で解説。

こんな方におすすめ

  • 飛行機に興味のある方
  • パイロットを目指す人
  • 航空業界に勤めている人

この書籍に関連する記事があります!

ファーストブック、ここがすごい!
「学びたい人なら,一番最初に読んでほしい!」をキャッチフレーズに,新シリーズが登場します。その名も『ファーストブック』シリーズ。

目次

第1章 飛行機の発明 ─飛行の歴史

  • 1-1 鳥の観察で飛行原理がわかる
  • 1-2 初めて空を飛んだ人間
  • 1-3 初めての動力飛行機・ライト兄弟
  • 1-4 フライヤー号の操縦
  • 1-5 日本で初めて飛んだ男
  • 1-6 日本人初の動力飛行
  • 1-7 複葉機の時代
  • 1-8 近代的操縦法の確立
  • 1-9 フライヤー号とセスナの操縦の難易度は?
  • 1-10 飛行機の種類

第2章 大気の性質 ─流体力学と航空気象

  • 2-1 大気の性質 −飛行機は空気の中を飛ぶ
  • 2-2 標準大気の定義
  • 2-3 飛行に影響を与える高度,温度,空気密度の関係
  • 2-4 大気の流れ −風が起こるしくみ
  • 2-5 ジェット気流と乱気流 −上空の強い風
  • 2-6 気流の乱れ −雲・前線・ウインドシアー
  • 2-7 気象現象はなぜ起こる −雨・雪・雷・霧

第3章 飛行機はなぜ飛べるのか ─揚力と抗力

  • 3-1 空気の力を利用して飛行する
  • 3-2 流体の性質
  • 3-3 揚力はどうして生まれるのか?
  • 3-4 乱流と層流
  • 3-5 翼断面の形状
  • 3-6 翼の周りの圧力分布
  • 3-7 飛行中の飛行機に作用する力 −揚力・抗力
  • 3-8 剥離と失速
  • 3-9 ピトー管と速度計 −指示対気速度・較正対気速度
  • 3-10 本当の速度 −真対気速度,等価対気速度,対地速度,マッハ数
  • 3-11 何種類もある飛行機の高度

第4章 飛行機の形状 ─翼の形状・構造・メカニズム

  • 4-1 主翼の取り付け位置による種類 −低翼・中翼・高翼
  • 4-2 主翼の平面型(1)
  • 4-3 主翼の平面型(2)
  • 4-4 翼端で生まれる渦と揚力分布
  • 4-5 垂直尾翼と水平尾翼 −昇降舵と方向舵
  • 4-6 補助翼とフラップの役割
  • 4-7 姿勢を保持するトリム
  • 4-8 機体の構造
  • 4-9 車輪の構造
  • 4-10 回転翼機,滑空機

第5章 飛行機の装備 ─発動機・プロペラ・アビオニクス

  • 5-1 飛行機のエンジン
  • 5-2 航空機用ピストンエンジンのしくみ(1)
  • 5-3 航空機用ピストンエンジンのしくみ(2)
  • 5-4 航空機用ピストンエンジンの操作方法 −始動から試運転まで
  • 5-5 航空機用ピストンエンジンの操作方法 −離陸・巡航・着陸
  • 5-6 航空燃料・滑油
  • 5-7 エンジンの燃料系統
  • 5-8 プロペラのしくみ
  • 5-9 飛行機の操縦系統
  • 5-10 計器(1) 水平儀
  • 5-11 計器(2) 定針儀,旋回・傾斜計
  • 5-12 計器(3) 対気速度計,昇降計,気圧高度計
  • 5-13 計器(4) 通信機・航空用電子機器
  • 5-14 計器(5) 航法用電子機器,トランスポンダ,ELT
  • 5-15 電気系統

第6章 失速・旋回・離着陸 ─航空力学の要

  • 6-1 水平直線飛行
  • 6-2 失速とは何か
  • 6-3 どのような場合に失速するのか
  • 6-4 旋回の航空力学
  • 6-5 最小速度と最大速度
  • 6-6 飛行機の構造強度上の速度
  • 6-7 上昇と降下
  • 6-8 離陸
  • 6-9 着陸
  • 6-10 飛行機の安定性
  • 6-11 飛行機にかかる荷重
  • 6-12 重量と重心位置
  • 6-13 プロペラ効果
  • 6-14 滑空と不時着

第7章 飛行機はこう飛ばす ─操縦法

  • 7-1 航法計画を立てる
  • 7-2 フライトプランを書く
  • 7-3 飛行前の点検
  • 7-4 操縦席に座る
  • 7-5 地上滑走から離陸まで
  • 7-6 航法(1) 地紋航法・推測航法
  • 7-7 航法(2) 無線航法
  • 7-8 進入・着陸
  • 7-9 横風があるときの進入と着陸
  • 7-10 航空生理学

第8章 航空機の運航 ─飛行場・航空保安施設・飛行方式

  • 8-1 航空機の耐空証明
  • 8-2 飛行場の種類 −標識・灯火
  • 8-3 空港の航行援助施設
  • 8-4 空域と管制業務
  • 8-5 有視界飛行方式と計器飛行方式
  • 8-6 巡航高度,最低安全高度,速度制限
  • 8-7 航空管制の実際

著者プロフィール

白鳥敬(しらとりけい)

サイエンスライター。成蹊大学文学部日本文学科卒業。出版社の編集者を経てサイエンスライターとして独立。文系の視点から自然科学・工学など幅広い分野を対象として執筆活動を行っている。著書は「大人の科学と学習 定理と法則101」(学習研究社,2009),「飛行機がわかる」(技術評論社,2007),「よくわかる最先端科学研究所ガイド」(ぱる出版,2007)など多数。