組版時間を半減する! InDesign 自動処理実例集

[表紙]組版時間を半減する! InDesign 自動処理実例集

紙版発売

B5変形判/384ページ

定価3,960円(本体3,600円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3687-5

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書籍の概要

この本の概要

本書は,InDesignで組版を自動化するための方法と実例を集めたものです。自動的に画像を配置したり,スタイル指定を行ったりすることができます。

InDesignの自動処理を初めて使う方には,そのままで利用できるサンプル提供します。また,自分なりにカスタマイズしていけるように,JavaScriptの解説や,どのようにプログラムするのかについても詳しく記載しています。本書を利用することによって,作業効率が上がること間違いなしです。

※本書はInDesign CS2/CS3に対応しています。

こんな方におすすめ

  • InDesignをお使いの方すべて
  • 組版の効率を上げたい方
  • 組版の面倒な作業を自動化したい方

著者の一言

この本は(株)シータスの古尾谷さんに多くのアドバイスをいただきました。私一人では実現できなかった本です。InDesignをスクリプトを使って自動化することにより,大幅な作業効率の改善が見込めます。より,多くの人にInDesignのスクリプトを活用してもらいたいと思います。

目次

第1章 学習編

  • 1-1 InDesignの自動化機能とは
  • 1-2 InDesignタグ
  • 1-3 XMLによる自動組版
  • 1-4 データ結合による自動組版
  • 1-5 JavaScriptによる操作の自動化
  • 1-6 InDesignを制御する
  • 1-7 JavaScriptの文法を少し学習しよう
  • 1-8 InDesignのオブジェクト
  • 1-9 JavaScriptの基本オブジェクト

第2章 実用編

2-1 本章の概要

2-2 テキストフレーム

  • 1 オーバーフローしているページをダイアログに表示
  • 2 空のテキストフレームがあるか調べる
  • 3 空のテキストフレームを削除する
  • 4 選択されたテキストフレームがオーバーフローしているとき長体をかける
  • 5 テキストフレーム内の文字列の前に画像を挿入する
  • 6 テキストフレーム内の文字列を,画像に置換する
  • 7 テキストフレーム内の文字列を,確認しながら画像に置換する

2-3 検索/置換

  • 1 全てのページのテキストフレーム内の文字を置換する
  • 2 全てのページのテキストフレーム内の複数の文字を置換する
  • 3 特定のページのテキストフレーム内の文字を置換する
  • 4 選択されたテキストフレーム内の「()」と「()内の文字」を削除する

2-4 段落

  • 1 選択された段落に番号を振る
  • 2 選択された段落に指定した桁数の番号を振る
  • 3 テキストフレーム内の段落の先頭の文字が全角空白(複数)なら削除する
  • 4 選択されたテキストフレーム内の文章の最後が「。」なら削除する
  • 5 選択された段落の先頭の文字が■ならスタイルを適用する

2-5 表組

  • 1 表のセル内容が負数の場合は赤文字にする
  • 2 表のセル内容が負数の場合,マイナスを削除し「▲」にする
  • 3 表のセル内容が負数の場合,マイナスを赤字の「▲」にする

2-6 文字

  • 1 選択されたテキストフレーム内の文字か特定の文字なら,スタイルを適用する
  • 2 選択されたテキストフレーム内の複数の文字に,個別にスタイルを適用する

2-7 画像

  • 1 解像度が低い画像があるか調べる
  • 2 RGB画像があるか調べる

2-8 ファイル/フォルダ

  • 1 選択したフォルダ内のファイル/フォルダ一覧を作成する
  • 2 選択したフォルダ内のフォルダ一覧を作成する
  • 3 ファイル/フォルダ一覧を作成する(フォルダは先頭に「■」を付加)
  • 4 ファイル/フォルダ一覧を作成する(サブフォルダ内も含む)
  • 5 ファイル/フォルダ一覧を作成する(指定した拡張子のファイル名のみ)
  • 6 サブフォルダ内にあるテキストファイル内容を読み込み一覧にする

2-9 カレンダー

  • 1 1年分のカレンダーを作成する

2-10 自動レイアウト

  • 1 フォルダ内のJPEG画像ファイルを指定したページに配置する
  • 2 フォルダ内のJPEG画像ファイルを指定した枚数と間隔で配置する
  • 3 タブ区切りデータを読み込んで配置する
  • 4 文章に自動的にルビを振る

第3章 応用編

3-1 本章の概要

3-2 ドキュメント

  • 1 新規ドキュメントを作成する
  • 2 ファイル選択ダイアログを表示してInDesignファイルを開く
  • 3 特定の場所(パス)にあるInDesignファイルを開く
  • 4 ドキュメントを閉じる
  • 5 段組,グリッドの表示を指定する

3-3 マスターページ

  • 1 マスターページの総数を求める
  • 2 マスターページを追加する
  • 3 マスターページを複製する
  • 4 マスターページを削除する
  • 5 マスターページのマージンを設定する
  • 6 マスターページの組み方向を設定する

3-4 ページ

  • 1 ページの総数を求める
  • 2 ページを追加する
  • 3 ページを複製する
  • 4 ページを削除する
  • 5 指定したページに移動する
  • 6 開始ページ番号を求める

3-5 レイヤー

  • 1 レイヤーの総数を求める
  • 2 レイヤーを追加する
  • 3 レイヤーを複製する
  • 4 レイヤーを削除する
  • 5 レイヤーを移動する
  • 6 レイヤーをロックする/解除する
  • 7 レイヤーを表示する/表示しない
  • 8 レイヤーをアクティブにする

3-6 テキストフレーム

  • 1 ドキュメント全体のテキストフレームの総数を求める
  • 2 ページ内にあるテキストフレームの総数を求める
  • 3 テキストフレームを作成する
  • 4 テキストフレームを指定した座標に移動させる
  • 5 テキストフレームのスケールを指定する
  • 6 テキストフレームを回転させる
  • 7 テキストフレームを傾ける
  • 8 テキストフレームの枠幅を指定する
  • 9 テキストフレームの不透明度を指定する
  • 10 テキストフレームの背景色を指定する
  • 11 テキストフレームの背景色をスウォッチカラーで指定する
  • 12 テキストフレームをグループ化する

3-7 段落

  • 1 テキストフレーム内の段落の総数を求める
  • 2 段落を削除する
  • 3 インデントを指定する
  • 4 位置揃えを指定する
  • 5 段落全体の書体を指定する
  • 6 段落のトラッキングを指定する
  • 7 段落のベースラインを指定する
  • 8 段落にスタイルを適用する
  • 9 最後の段落を指定する

3-8 文字

  • 1 テキストフレーム内の文字の総数を求める
  • 2 テキストフレーム内の全ての文字を読み出す
  • 3 テキストフレーム内の最初の1文字を読み出す
  • 4 テキストフレーム内の先頭の3文字を読み出す
  • 5 文字のサイズを指定する
  • 6 文字の色を指定する
  • 7 文字の書体を指定する
  • 8 文字のベースラインを指定する
  • 9 文字のスケールを指定する(長体,平体)
  • 10 文字に下線をつける
  • 11 文字にルビをふる

3-9 画像

  • 1 画像フレームを作成する
  • 2 画像の配置方法を指定する
  • 3 画像のスケールを指定する
  • 4 画像の位置を指定する
  • 5 画像を回転させる
  • 6 画像の不透明度を指定する
  • 7 画像の境界をぼかす
  • 8 画像のファイルパスを求める

3-10 表組

  • 1 表を作成する
  • 2 表の行数,列数を求める
  • 3 セルの文字を一括指定する
  • 4 表を削除する
  • 5 セルの背景色を指定する
  • 6 ○行目の○番目のセルのテキストを変更する
  • 7 セルを結合する
  • 8 セルに枠線を付ける

3-11 選択

  • 1 選択されている総数を求める
  • 2 選択項目から除外する
  • 3 選択する

3-12 ファイル

  • 1 ファイル内容を全て読み込む
  • 2 ファイル内容を一行ずつ読み込む
  • 3 ファイルのパスを調べる
  • 4 ファイルをコピーする
  • 5 ファイルを削除する
  • 6 ファイル名を変更する
  • 7 ファイルがあるか調べる
  • 8 ファイルの作成日・修正日を調べる
  • 9 ファイルにデータを書き出す
  • 10 フォルダを作成する
  • 11 フォルダ名を変更する
  • 12 フォルダを削除する
  • 13 フォルダが存在するかどうか調べる
  • 14フォルダ内のファイル一覧を求める

3-13 ウィンドウ・ダイアログ

  • 1 アラートダイアログを表示する
  • 2 確認ダイアログを表示する
  • 3 文字入力ダイアログを表示する
  • 4 ファイル選択ダイアログを表示する
  • 5 フォルダ選択ダイアログを表示する
  • 6 ファイル保存ダイアログを表示する
  • 7 ウィンドウの位置とサイズを指定する
  • 8 ウィンドウを閉じる

3-14 その他

  • 1 カット,コピー,ペーストする
  • 2 InDesignを終了させる
  • 3 現在実行しているスクリプトのパスを求める

Appendix

  • 1 MacOS X版InDesign CS2での文字化け解消について
  • 2 InDesign CS2のスクリプトリファレンスの見方
  • 3 一般向けに配布する場合や他人にプログラムを見られたくない場合について
  • 4 プログラムに汎用性を持たせるには
  • 5 MacOS XとInDesign CS3の組み合わせで定期的に自動化処理を行う
  • 6 正規表現によるテキスト検索/置換
  • 7 InDesign CS4でのスクリプトの動作に関して

コラム

  • テキストエディタとBOM
  • 記号の前後の空白
  • InDesignを強制終了させる
  • 配列変数と[]
  • 変数名や関数名には日本語が使えるか?
  • 関数とメソッド
  • オブジェクトが違うページに配置される
  • 複数のAdobeアプリケーションと連携する
  • 隠しスクリプトラベル
  • 正規表現で平仮名,片仮名,漢字にマッチさせる
  • 左ページ,右ページの判別
  • 表組みの再構築
  • InDesign CS3を終了させるまでオブジェクト/変数を保持する
  • プログラムによってフォルダを逐次監視する(ポーリング)
  • 自動GUI生成ツール
  • プログレスバー(進捗状況)を表示する
  • 長い名前を省略するには?

著者プロフィール

古籏一浩(ふるはたかずひろ)

この本で28冊目です。今回は3冊同時発売ということで,何となく共著のような感じでしょうか。書いていたら結構厚い本になってしまいました……

URLhttp://www.openspc2.org/

著書