いまさらきけない物理の疑問 身近に感じる不思議編

[表紙]いまさらきけない物理の疑問 身近に感じる不思議編

紙版発売

四六判/280ページ

定価1,848円(本体1,680円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3857-2

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書籍の概要

この本の概要

OKWaveに掲載された科学系の質問に,学者・研究者が本気で解答します。思わず笑ってしまうようなネットならではのユニークな視点からの質問もあれば,考えさせられてしまうような奥深い展開を持つ質問も…。みんなの疑問が詰まったちょっと変わったサイエンスシリーズです。

本書は,わかりやすい解説で定評のある法政大学の左巻先生にシリーズ監修をお願いし,各分野のスペシャリストに分担して執筆していただきます。

こんな方におすすめ

  • 身近な科学現象に興味のある方
  • やさしく科学の世界を覗きたい方
  • 科学を雑学的に楽しみたい方

著者の一言

読者として一番想定しているのは理科好きな人だが,学校の物理や化学におもしろさを感じなかった人にも読んでもらいたい。

学校の物理や化学の,本当の応用問題を解いてみるという感じ。本書は,科学の目で日常の事象を見るという具体例になっていると思う。

科学的なセンスをみがいていないと,ついつい「科学的な雰囲気をもったニセ科学」にだまされて大金を失ったりするからね。

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OKwaveに投稿された身近な物理と化学の質問に,専門家が答えてくれたものが本になりました!
書籍「いまさらきけない物理の疑問 身近に感じる不思議編」と「いまさらきけない化学の疑問 身近に感じる不思議編」では,人気Q&AサイトOKwaveに寄せられた科学系の質問を,専門家が改めて掘り下げて回答しています。
身近に転がっている疑問から広がる科学の世界
常生活でふと「これって科学なのかな?」と感じる現象,ありませんか?

目次

  • うまい棒の強度
  • なぜ貨物列車は1台でたくさんの荷物を運べるの?
  • スーパーボール月に行く
  • おすもうさんは普通の人より転びやすい?
  • 部屋を舞っているホコリを確認するには?
  • 落下するエレベーターの中で激突の瞬間…
  • なぜ船は中から押しても動かないのか?
  • 蝶が電車の中で飛べる理由
  • 毛利元就の3本の矢
  • 飛行機から見た花火の形は?
  • 水晶玉の向こうの景色はなぜ逆さま?
  • 洗濯物が乾くのが早いのはどっち?
  • ルービックキューブについて
  • 強い手の先
  • 雨粒の落下速度はどうなってるの?
  • 「ダウジング」は科学的に説明できる?
  • マジックミラーの仕組みは?
  • オランダの堤防決壊を防いだ話について
  • 冷凍パウチ,どちらが早く解凍できる?
  • 廃熱利用が逆にエネルギーの無駄使いに?
  • 熱とは何か
  • 乾燥スパゲティが多く分割される理由
  • パンを電子レンジで解凍したら……?
  • 5円玉のコンデンサー?
  • 静電気の疑問
  • アースされた電気の行く末は
  • 缶とペットボトル,水の流速の違いは?
  • ストローから出続ける水
  • 1つの雨粒で1つの虹?
  • 五色沼
  • 雨雲はなぜ暗い色に見えるの?
  • 雷の発生
  • ビール瓶の底を抜くには?
  • 覗き見防止フィルター
  • 温度計について詳しい方,お願いします
  • ビー玉はなぜ跳ねる?
  • 渦の中心に集まるお茶の葉
  • 打ち上げ花火の音
  • はんだ付けについて
  • 飛行機は背面飛行でなぜ飛べる?
  • 絵の具の混色
  • つなひきの必勝法
  • 包丁でものを切るとき…
  • 体重を利用するエレベーター?
  • びゅんびゅんごまが回るわけ
  • 非接触型の充電器の原理は?
  • 丸い蛍光灯がなぜ光るのか?
  • 1ビットオーディオの原理と利点は?
  • トンビはなぜ強風の中をうまく飛べる?
  • エスカレータが一定速度を保てる理由
  • テレビ放送終了後に流れるピーという音は?
  • ロウソクのあかるさ
  • X線(レントゲン)は電磁波?放射線?
  • コーナリング中の自動車がスピンするのは?
  • ホースの出口をつぶしたときの水の出方
  • 水道水から出てくる水の形について
  • 蚊取り線香の煙
  • 耳を手で押さえると
  • ダイヤモンドではなぜ電気が流れない
  • 水面に映る街灯が伸びて見えるのは?
  • 2つの影がくっつく理由

著者プロフィール

左巻健男(さまきたけお)

法政大学生命科学部環境応用化学科教授。東京大学教育学部付属中・高等学校教諭,京都工芸繊維大学教授,同志社女子大学教授などを経て現職。専門は,理科教育(科学教育),科学的リテラシーの育成。月刊『RikaTan(理科の探検)』(文一総合出版)編集長,JST科学コミュニケーション推進会議委員,中学校理科教科書編集委員・執筆者(東京書籍)。著書に『大人のやりなおし中学化学現代を生きるために必要な科学的基礎知識が身につく(2008)』『大人のやりなおし中学物理現代を生きるために必要な科学的基礎知識が身につく(2008)』(以上,ソフトバンククリエイティブ),『水はなんにも知らないよ』(2007,ディスカヴァー・トゥエンティワン)『知っておきたい 最新科学の基本用語』(2009,技術評論社)などがある。