[改訂新版]これだけはおさえたい データベース 基礎の基礎

[表紙][改訂新版]これだけはおさえたい データベース 基礎の基礎

紙版発売

A5判/320ページ

定価2,728円(本体2,480円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3993-7

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書籍の概要

この本の概要

データベースは,現在,ネットワークと並んでIT関係者には必須の知識となっています。鉄道などの予約システム,物販システム,管理システムなどなど,どのようなシステムにおいても,それは不可欠な要素だからです。ただ,コンピュータ技術の進歩に伴い,データベースの内容も適当範囲も急速に広がっています。本書は,初めてデータベースと関わることになった入門者を対象に書かれた究極の入門書を,現状に会わせ,大幅に加筆・修正した改訂版です。既刊も好評をいただいておりましたが,今回は,さらにパワー・アップしています。

こんな方におすすめ

  • データベースを初めて学ぶ方
  • 仕事で知識を必要とするようになった社会人の方
  • 教科書では難しすぎて理解しきれなかった学生の方

目次

第1章 オリエンテーション

1 データベースのある暮らし

  • 1-1 携帯できるデータベース
  • 1-2 誰もが使えるデータベース
  • 1-3 裏方として活躍するデータベース
  • 1-4 企業の中で使うデータベース
  • 1-5 もっとデータベースのことを知ろう

2 データベースって何だろう?

  • 2-1 データベースの全体像
  • 2-2 データベース
  • 2-3 データベース管理システム
  • 2-4 データベースアプリケーション

3 データベースをとりまく人々

  • 3-1 ユーザー
  • 3-2 データベースエンジニア
  • 3-3 アプリケーション開発者

第2章 ファイルからデータベースへ

1 紙からファイルへ

  • 1-1 一覧表の特徴
  • 1-2 一覧表を作る意味
  • 1-3 一覧表の限界

2 ファイルを使ったデータ管理

  • 2-1 ファイルとレコード
  • 2-2 順編成ファイル
  • 2-3 直接編成ファイル
  • 2-4 索引順編成ファイル
  • 2-5 ファイルの限界
  • 2-6 表計算ソフトを使ったデータ管理

3 データベースを使ったデータ管理

  • 3-1 データベースの構造
  • 3-2 データベースを操作するエンジン
  • 3-3 データベース言語SQL

4 データベース管理システムの役割

  • 4-1 データの管理
  • 4-2 トランザクション管理
  • 4-3 同時実行制御管理
  • 4-4 障害復旧管理
  • 4-5 セキュリティ管理

第3章 リレーショナル・データベースの仕組み

1 リレーショナル・データベースの特徴

  • 1-1 データはテーブルで管理する
  • 1-2 テーブルは2次元の表で構成される
  • 1-3 フィールドに同じ名前を付けてはいけない
  • 1-4 フィールドには決められたデータを登録する
  • 1-5 テーブルには重複した値を登録できない
  • 1-6 1つのデータは1カ所で管理する

2 テーブル内の制約

  • 2-1 キーの種類
  • 2-2 主キーに適用されるルール
  • 2-3 主キーの落とし穴
  • 2-4 フィールドに設定できる制約

3 NULL値の扱い方

  • 3-1 NULL値の特徴
  • 3-2 NULL値の意味
  • 3-3 NULL値をなくす方法

4 テーブル間の関連付け

  • 4-1 リレーションシップの種類
  • 4-2 リレーションシップを設定するための条件
  • 4-3 リレーションシップによって適用される制約

5 パフォーマンスに関する機能

  • 5-1 インデックスとは?
  • 5-2 インデックスを使うときに注意すること
  • 5-3 インデックスの使い方

6 データ操作の仕組み

  • 6-1 集合とテーブル
  • 6-2 集合演算の方法
  • 6-3 関係演算の方法
  • 6-4 テーブルを結合する方法

7 実体を持たない仮想のテーブル

  • 7-1 ビューとは?
  • 7-2 ビューでできること
  • 7-3 ビューの利点

第4章 データベースの設計にチャレンジ

1 大まかな流れを確認しよう

2 通信販売会社よろずやカンパニー

3 第1段階-何を作るかを明確にする

  • 3-1 データベースの目的
  • 3-2 出力フォーマットを決める

4 第2段階-必要な情報を整理する

  • 4-1 一覧表を作成する
  • 4-2 一覧表から繰り返しをなくす
  • 4-3 計算から求められる項目を削除する
  • 4-4 主キーから他の項目の値が決まるようにする
  • 4-5 すべての項目が主キーの値で決まるようにする
  • 4-6 情報を整理するコツ

5 第3段階-目的別に情報を整理する

  • 5-1 顧客からの注文を管理する
  • 5-2 顧客の情報を管理する
  • 5-3 商品を管理する
  • 5-4 社員の情報を管理する
  • 5-5 正規化する理由

6 第4段階-データ登録時の決まりを作る

  • 6-1 表と表の関係を明確にする
  • 6-2 各項目に入力する値を考える
  • 6-3 データの種類を決める
  • 6-4 データ入力時のルールを決める
  • 6-5 インデックスを検討する

第5章 SQLをマスターしよう

1 データベース言語SQL

  • 1-1 SQLとデータベース
  • 1-2 命令の種類
  • 1-3 SQLを実行する方法

2 SQLの書き方

  • 2-1 SQLの予約語
  • 2-2 命令の基本形
  • 2-3 書き方の決まり

3 データベースを定義する

  • 3-1 データベースを作成する
  • 3-2 テーブルを作成する
  • 3-3 フィールドの属性を定義する
  • 3-4 主キーを定義する
  • 3-5 リレーションシップを定義する
  • 3-6 インデックスを作成する
  • 3-7 インデックスを削除する
  • 3-8 テーブルを削除する
  • 3-9 テーブル定義を変更する

4 データを参照する

  • 4-1 テーブルの内容を参照する
  • 4-2 特定のフィールドを参照する
  • 4-3 重複した値を1つにまとめる
  • 4-4 データを並べ替える
  • 4-5 条件を指定してデータを抽出する
  • 4-6 「AかつB」の条件でデータを抽出する
  • 4-7 「AまたはB」の条件でデータを抽出する
  • 4-8 範囲を指定して抽出する
  • 4-9 文字列の一部を使って抽出する
  • 4-10 値リストを使って抽出する
  • 4-11 NULL値のレコードを取得する
  • 4-12 「~ではない」という条件でレコードを抽出する
  • 4-13 抽出した結果を並べ替える
  • 4-14 複数のテーブルを結合する-その1
  • 4-15 複数のテーブルを結合する-その2
  • 4-16 複数のテーブルを結合する-その3
  • 4-17 サブクエリを利用する
  • 4-18 フィールドの名前を変更する

5 データを使って集計する

  • 5-1 データを利用して計算する
  • 5-2 登録されているレコード数を調べる
  • 5-3 集計関数を利用する
  • 5-4 グループごとに集計する
  • 5-5 集計する前にレコードを抽出する
  • 5-6 集計した後でレコードを抽出する

6 データを編集する

  • 6-1 新しいレコードを追加する
  • 6-2 他のテーブルからデータを追加する
  • 6-3 既存のレコードを編集する
  • 6-4 既存のレコードを削除する
  • 6-5 編集結果を保存する
  • 6-6 データを編集するときに注意すること

7 ビューとストアドプロシージャ

  • 7-1 ビューを定義する
  • 7-2 ビューの内容を参照する
  • 7-3 ストアドプロシージャを作成する
  • 7-4 ストアドプロシージャを実行する

第6章 アプリケーション開発にチャレンジ

1 アプリケーション開発に必要なもの

  • 1-1 DBMSの選び方
  • 1-2 開発言語の選び方
  • 1-3 ソフトウェアインターフェース
  • 1-4 データベースの接続に必要な情報

2 Excel VBAで試してみよう

  • 2-1 道具を揃える
  • 2-2 サンプルプログラム1:テーブルの内容を参照する
  • 2-3 オブジェクト変数の宣言
  • 2-4 接続と解除
  • 2-5 接続文字列の書き方
  • 2-6 データ参照用のSQLを実行する
  • 2-7 サンプルプログラム2:データ更新用のSQL文を実行する

第7章 Webとデータベース

1 Webの仕組み

2 Webでデータベースを利用する

3 アプリケーション開発に必要なもの

4 セキュリティ対策

  • 4-1 ネットワーク環境
  • 4-2 SQLインジェクション
  • 4-3 SQLインジェクション対策

第8章 知っておきたいデータベース用語

1 データベースの計画と設計

  • 1-1 トップダウンとボトムアップ
  • 1-2 データベースができるまで
  • 1-3 論理データモデルの種類
  • 1-4 3層スキーマ

2 ER図の描き方

  • 2-1 大まかな流れを確認しよう
  • 2-2 第1段階-実世界を把握する
  • 2-3 第2段階-エンティティを抽出する
  • 2-4 第3段階-リレーションシップを設定する
  • 2-5 第4段階-属性を追加する

3 データベースの運用と管理

  • 3-1 データベース管理者の仕事
  • 3-2 物理障害の対策

4 分散型データベース

  • 4-1 分散型データベースの仕組み
  • 4-2 2相コミットメント制御

5 XMLデータベース

6 データウェアハウス