実践!アジャイルプロジェクト管理
―スクラムではじめる最強エンタープライズ開発

[表紙]実践!アジャイルプロジェクト管理―スクラムではじめる最強エンタープライズ開発

紙版発売

A5判/192ページ

定価2,508円(本体2,280円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4012-4

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書籍の概要

この本の概要

ソフトウェアの品質を高め,納期を早め,コストを下げる手法としてアジャイル開発手法が注目されています。しかし,このアジャイル開発手法は小規模なプロジェクトでの事例がほとんどで,大規模なエンタープライズ開発への適用は難しいと考えられていました。本書ではアジャイル開発のプロジェクトマネジメント手法として評価の高いスクラムを用いた,大規模開発にも適用可能な実践的なアジャイル開発の進め方を解説します。マネジメントツールにはスクラムを強力にサポートする機能を持つIBMのRational Team Concertを使用します。

こんな方におすすめ

  • 実践的なアジャイル開発の手法を求めている方
  • スクラムに興味のある方
  • IBM Rational Team Concertの使い方を知りたい方

目次

第1章 アジャイル開発手法とは

  • 1.1 アジャイル開発手法の起源と特徴
  • 1.2 アジャイル開発手法の優位性
  • 1.3 アジャイル開発手法の適用範囲

第2章 アジャイルプロジェクト管理とは

  • 2.1 アジャイル開発におけるプロジェクト管理
  • 2.2 アジャイル開発における成果物
  • 2.3 アジャイルプロジェクト管理における見積り
  • 2.4 アジャイルプロジェクト管理におけるプロセス設計
  • 2.5 アジャイルプロジェクト管理におけるリリース

第3章 スクラムによるアジャイル開発

  • 3-1 スクラムの流れ
  • 3-2 スクラムのプロジェクト体制
  • 3-3 スクラムの作業項目管理
  • 3-4 スプリント内での作業
  • 3-5 プロダクトオーナーとスクラムマスターが成功の鍵を握る

第4章 ツールを使ったスクラム実践事例―IBM Rational Team Concert対応

  • 4-1 IBM Rational Team Concertとは
  • 4-2 例題プロジェクトの概要
  • 4-3 IBM Rational Team Concertによるスクラムの実践
  • 4-4 大規模アジャイルプロジェクトへのスケールアップ

Appendix

  • Appendix 1 IBM Rational Team Concertのセットアップ
  • Appendix 2 スクラム用語集
  • Appendix 3 IBM Rational Team Concert 2.0の新機能

著者プロフィール

株式会社テクノロジックアート

1989年の創立以来,常に最先端技術を標榜し,XPやスクラムなどアジャイル手法に基づくソフト開発プロセス,UMLによる分析/設計手法とCORBA(Common Object Request Broker Architecture)やEJB(Enterprise JavaBeans)などの分散オブジェクトによるオブジェクト指向技術,Oracleなどのデータベースによる開発に必要なモデリング技術,組み込み開発に必要なモデリング技術,Web,Java,.Netを中心としたインターネット技術,Eclipseプラグイン開発,iPhoneやAndroidなどのモバイルアプリケーション開発を柱に,システム開発,コンサルテーション,トレーニングなど業務活動を展開。

OMG,ISOでの標準化活動においても積極的に自らの技術を提案している。


長瀬嘉秀(ながせよしひで)

1986年東京理科大学理学部応用数学科卒業。

朝日新聞社を経て,1989年(株)テクノロジックアート設立。

OSF(Open Software Foundation)のテクニカルコンサルタントとしてDCE(Distributed Computing Environment)関連のオープンシステムの推進を行う。

OSF日本ベンダ協議会DCE技術検討委員会の主査を務め,現在,(株)テクノロジックアート代表取締役。

UML Profile for EDOCの共同提案者,ISO/IECJTCI SC32/WG2委員,UMLモデリング推進協議会(UMTP)監事。

明星大学情報学部講師。

中国浙江大学客員教授。


設楽秀輔(したらしゅうすけ)

1994年,慶応義塾大学経済学部卒業。エンターテインメント系企業にて経営管理を経験後,システムインテグレータとして金融アプリケーションなどのソフトウェア開発に従事。2007年,株式会社テクノロジックアートに入社し,現在に至る。

テクノロジックアートアジャイル開発グループグループリーダー。認定スクラムマスター。会計士補。