顧客に愛される会社のソーシャル戦略

[表紙]顧客に愛される会社のソーシャル戦略

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四六判/256ページ

定価1,848円(本体1,680円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4960-8

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書籍の概要

この本の概要

フェイスブック,ツイッター,ミクシィ……。台頭するソーシャルメディアは企業のマーケティング戦略にとってもはや無視できないものとなっている。そこで必要なのは,最新技術をいち早く導入することでも,派手な仕掛けで話題をよぶことでもない。ただひたすら「愚直に」「正直に」顧客と向き合うことである。つまりは,マス広告普及以前の「商売の王道」へと回帰することである。無印良品,ANA,東急ハンズなどへの取材を通じて見えてきた真実を,体制づくりや社内折衝,効果検証などの泥臭いノウハウをまじえながら詳説する。

こんな方におすすめ

  • 一般企業のウェブ,広報,宣伝担当者
  • ウェブマーケティング担当者

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顧客に愛される会社のソーシャル戦略
~Facebook,Twitter,mixi,そして自社サイトで愚直にファンと向き合う~
Twitterから始まり,さらにはFacebookまで。ソーシャルメディアはあっという間に一大メディアへとのしあがりました。その勢いはとどまるところを知らず,いまやインターネットを超えるほどです。

目次

第一部 ソーシャルメディアはマーケティングをどう変えたのか?

第1章 マーケティングは「商売の本質」へと原点回帰する

  • ソーシャルメディアとは何か?
  • ソーシャルメディアが個人に与える影響
  • ソーシャルメディアが企業のマーケティングに与える影響

第2章 心の距離を縮める「ファンマーケティング」

  • なぜファンマーケティングなのか?
  • ファンマーケティングで実施すること
  • ファンマーケティングには時間がかかる

第二部 日本の先進ブランドは「ファン」との絆をどう育んでいるのか?

第3章 ソーシャルメディア以前からファンとのコミュニケーションを重視 ~株式会社良品計画~

  • 無印良品ファンとコミュニケーションする場
  • 無印良品のファンマーケティング戦略
  • ファンに,セールに「参加」してもらう
  • フェイスブックでも「くらしの良品研究所」との連携で,ファンとの対話の場を
  • 無印良品のファンマーケティングを実行する組織体制

第4章 もともと「顧客中心」が当たり前のブランドDNA ~全日本空輸株式会社~

  • リピーター重視の戦略が,ファンマーケティングへつながる
  • ソーシャルメディア活用にあたって狙ったこと

第5章 検討に時間をかけない商品だからこそ,ブランドとの関係性が重要 ~伊藤ハム株式会社~

  • ハム係長というキャラクターを通して,伊藤ハムのブランドと関係性を構築

第6章 ソーシャルメディアの活用は,店頭での接客行動の延長 ~株式会社東急ハンズ~

  • 複数のツイッターアカウントを活用し,実店舗と連携することでファンの要望に応える

第三部 ファンマーケティングにどう取り組むか? ~戦略立案から運用まで~

第7章 【心構え】ファンマーケティングのはじめ方

  • 先行企業から学べること
  • 過渡期において,先行企業に共通する「心構え」
  • ソーシャルメディアを活用することだけがファンマーケティングではない
  • アップルがアップルストアを始めたのは,なぜだったのか?

第8章 【戦略立案】ファンマーケティングのプランニング

  • まず目的,課題を明確にする
  • 自社の扱う商材と手法の相性から戦略を考える
  • 顧客参加型商品開発に向く業種
  • 顧客サポートに向く業種
  • ソーシャルコマースに向く業種
  • 顧客の声を自社の仕組みにフィードバックさせる体制を作る
  • 目的にあったKPI,目標設定を行う
  • 必要なメンバー/組織のあり方

第9章 【実践・コンテンツ立案】どうコミュニケーションをしていくのか?

  • キャラクター/話者の設計
  • 自分たちのブランドに合う発信内容を見極めていく
  • 飽きられないように,「ハレ」のイベントも必要
  • こんなときは,どうしたらいい? ケース別対処法
  • 施策を継続させるための社内処世術
  • 短期的なROIに振り回されないように

第四部 ファンマーケティングの先に

第10章 ソーシャルメディアの「つながり情報」から,自社サイト・サービスの改善へ

  • ファンが自社サイトに来訪したときに,最適な情報を表示する
  • 自社ファンが集うコミュニティを構築する
  • 新しいサービスを作るのに活用する
  • オンラインからオフラインへの導線を設計する

付録 特別座談会 企業ブランドとファンのコミュニケーションの今後

  • ファンを作るのはソーシャルメディアではない

著者プロフィール

跡部徹(あとべとおる)

株式会社空気読み代表取締役/メディアコンセプター

1974年生まれ。株式会社リクルートで,自動車領域(『カーセンサー』),通販領域(『赤すぐ』『妊すぐ』『赤すぐキッズ』)で編集長を歴任。雑誌・ウェブ・ケータイ・フリーペーパーを活用して,「ユーザーに喜ばれ,広告主へ効果を返し,事業としても収益を上げる」モデルで実績を残す。独立後,株式会社空気読み代表として「生活者の気持ちやトレンドの背景をとらえたアイデア・企画により,賑わう場を運営する」をモットーに,メディアのコンセプト設計・新規事業の立ち上げ,ソーシャルメディアを活用したコミュニケーション戦略の立案を行なっている。

著書:『空気読み企画術』(日本実業出版),『前に進む力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)


株式会社メンバーズ

1995年設立。創業以来インタラクティブエージェンシーとして,多くの大手クライアントのインターネットマーケティングを支援。近年では,「ソーシャルメディア時代をリードし顧客とともにビジネスを創造するインターネット・ビジネス・パートナー」を標榜し,いち早くそのノウハウを活かしたFacebook活用の支援サービスを提供。本書事例の無印良品,ANA,サントリーをはじめとした企業のソーシャルメディアマーケティング支援で実績多数。