この本の概要

本書は19世紀中葉から1901年までの間，ヴィクトリア朝（イギリス）と呼ばれた時代の図案や文様，図像などを集めた素材集です。大英帝国の空前の繁栄による交易の拡大，植民地政策によって，この時代は異国的なもの，あるいはギリシャ・ローマ古代の文様もヴィクトリア朝風にアレンジされて，さまざまな文様がつくられていきます。

本書ではクラシカルなものから，こうした異国的なもの，アルカイックなものまで，ヴィクトリア朝時代に数多く生まれたオーナメント，植物文様，額縁装飾，アイアン・ワークス（鉄で作られた装飾的な門扉やガス灯など），飾り罫等を描き起こしたデータで提供します。

さらにウィリアム・モリス風な花柄，彼らを支えたリバティ百貨店によるリバティ・プリント風の花柄の壁紙文様などを描き起こし，着彩したカラー・データで収載しています。aiデータですので色を変えてデザインの背景・地紋からテキスタイルにまで応用できるように作成されています。

収録データはIllustratorのaiデータ（CS以降対応）と汎用PNGデータで，それぞれ750点以上，さまざまなデザインに応用できます。

こんな方におすすめ

• デザイナー全般
• イラストレーター
• グラフィックを趣味とする人
• あらゆるジャンルの制作者